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スバル R2 「R2,16年前にこのクルマに出会えた奇跡」のレビュー

Abyssal Black Abyssal Blackさん

スバル R2

グレード:R(CVT_0.7) 2004年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
3
燃費
3
デザイン
5
積載性
2
価格
3

R2,16年前にこのクルマに出会えた奇跡

2021.5.3

総評
軽自動車界での,パーソナルスペシャリティカーの嚆矢.
軽自動車のサイズ枠を目いっぱい使いきるという当時の流れに一石を投じた意義は大きいですね.
その思想,デザインからは,熱きラテンの血が感じられます.
ただし性格はラテンでも,品質は安定のジャパニーズクォリティ!(笑

とにかくスタイリッシュに乗りたいなら,このクルマを選ぶ価値あり!
ただし,技術が先行して見掛け倒しと言われかねない部分も,スバルの伝統(笑

満足している点
設計者のクルマに込めた熱い思いが,ヒシヒシと伝わって来ます.
ヨソはヨソ,ウチはウチ,自分たちが作りたいクルマはこれだ,文句があるなら他をどうぞ!
天上天下唯我独尊なデザイン,そしてツインカム16バルブといえば,あのレビン・トレノと同じスペック!
見た目は丸っこくて可愛い雰囲気なのに,こんな硬派な思想のクルマっていいなあ.

不満な点
スバルの技術者のこだわりでもある,四気筒エンジン,四輪独立懸架ですが,その実力を十分に生かし切れているとは言い難いかも.
市街地を漫然と運転していたのでは,その特徴があまり感じられません.
他の軽自動車と何が違うの?
下手すると,単なる奇抜なデザインの狭いクルマになってしまう恐れが....

デザイン

5



デザインは,これを受け入れられるかどうか,もう個人の感性でしかありません.
窓を大きくして解放感を高め,居住性を良くするトールワゴンが,当時の時代の流れ.
これに完全に逆行する,グリーンハウスの小ささ,コックピットの絞り込み.
これ故に,適度な包まれ感があり,運転に専念する楽しみが増えます.
逆に,後部席の閉そく感も相当なもの.
常用は無理と,割り切りましょう.

フロントグリルは航空機の翼をイメージした,「スプレッド・ウィングス・グリル」.

     

元航空機メーカとしての矜持を感じますが,このコンセプトは内装にも反映されています.
スバルの統一デザインとして採用されたはずなのですが,ご存知の通り現スバル車には受け継がれていないのが,残念です.



硬派な設計思想のR2ですが,ボディカラーを,「レディッシュモーヴ」は「杜若」,「ライトパープル」は「菫」,「ピスタチオグリーン」は「松葉」等と表現する和のカラーバリエーション.最高です.
スバル伝統のWRブルーでさえも,「瑠璃」ですから.
ちなみに,カラーバリエーションは全11色が展開されていたのですが,当時のTVCMで紹介されたのは,そのうちの5色のみ.
雪白,松葉,瑠璃,漆黒,杜若.... 頭文字をつなげると,せ・ま・る・し・か!

走行性能

4

ハンドリングはきびきび感に欠け,アンダーステアも強めなので,タイトコーナが続く峠道は操舵が忙しくなります.
はっきり言って,この手の道は苦手(ドライバが下手なだけ).
しかし,少し大き目のコーナが続く高原の道や広域農道では,四気筒エンジンのなめらかな吹き上がり,四輪独立懸架のしっかりとした安定性が,その効果を十二分に発揮します.
5千~6千回転での運転は,ツインカムの奏でる官能的なエンジンサウンドとともに,実に楽しい!
しかしこの回転域を常用していると,色々な意味で問題が....

乗り心地

3

荒れた路面では,そのショックをストレートに車内に伝える傾向があります.
ちょっと大き目のギャップを乗り越えるたびに,車内は大騒ぎ.
売りの四輪独立懸架で,この辺りをもう少ししなやかにできなかったかな?

3千回~4千回転程度での加速時のノイズは,かなり耳障り.
エンジン音というよりは,CVTベルトのノイズかもしれません.
ノイズがあるということは,当然身体に伝わる振動もそれなり.
逆に2千~3千回転程度で巡行する分には,静かでなめらかな走りが楽しめます.
時速80~100km程度で高速道路を流すと,軽自動車らしからぬ上品な走りが体験できます.

積載性

2

はっきり言って,四人乗車時の積載性は絶望的.
これは,他の軽自動車でも苦労している箇所ですが,他社はそれを補うための収納スペースを捻出しようとしているのに対し,R2ではその努力がいまいち感じられません.
まあこれも,サイズを切り詰めることを決断した時点で,あきらめたともいえるでしょう.
本質以外はバッサリ切って捨てる,こんなところにもラテンの血が.

ただし後部座席を畳んでしまえば,それなりの荷室が出現.
このクルマで常時4人乗ることは想定されていないと思うので,実はこれが正解なのかもしれません.

燃費

3

ウチでの使い方は,片道数キロの行程の繰り返しという,クルマに取っては最悪のコンディションなので,好燃費は望むべくもありません.
平均燃費:15km/L程度.
しかしたまに長距離を乗ってみると,軽々とリッター18km台を叩き出すので,実力は侮り難し.

価格

3

発売当時は少々割高感を感じたが,スペシャリティの対価としては問題なし.
このデザインを受け入れる方は,同じ感覚ではないでしょうか.

故障経験
・Vベルト硬化に伴う異音発生(45,1177km)
・エバポレータからの冷却触媒漏れ(47,662km)
双方とも,直接走行に影響を及ぼすものではないので,今のところは大満足.
まあ走行距離が6万キロなので,こんなもんでしょうね.
これからも,この調子で頼みます!

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