スバル レヴォーグ 「これ以上ないほどにコスパの良いクルマ」のユーザーレビュー

ヒラミー ヒラミーさん

スバル レヴォーグ

グレード:- 2020年式

乗車形式:レンタカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
5
燃費
3
デザイン
5
積載性
5
価格
5

これ以上ないほどにコスパの良いクルマ

2025.1.2

総評
全体としてとても完成度が高いだけに数少ない不満点がしっかりと見えてしまうのが玉に瑕なのだが、正直それほど気になるというものでもない。
結果的には値段に対して素晴らしくコスパの高いクルマで、僕がお金に余裕があれば今すぐにでも印鑑持って買いに行くと思う。
満足している点
・誰が見てもカッコイイと思えるデザイン
・ボクサーエンジンによるトルクの太さとそれをしっかりトラクションに変えられる4WDの安心感
・ボディやサスペンションのしっかりしていること
・カタいはずだがカタさを感じさせずしっとりとしてヨーロッパ車然とした質の高い乗り心地
・内装のつくりの質感の高さと使いやすさ
・積載性の高さと後席フルフラットが可能なことによる更なる可能性
不満な点
・エンジンパワーが物足りない
・DレンジにおけるCVTの制御が古臭い
・エアコンの操作が妙に煩雑になっていること
デザイン

5

外装はシンプルにカッコイイ。そして良いのは、何とは言わないが最近の国産車にありがちなオラついたり威圧感を与えたりするようなものではなく、レベルの高いカッコイイデザインであること。
内装もカッコイイし質感の高さを感じる。上手いのは様々な素材を随所で使い分け、飽きを感じさせてないよう工夫されていること。
個人的には「質感向上≒ピアノブラック」というワンパターンな考えをしているクルマが多く見受けられる中で、このクルマはその悪い潮流に流されていない。使うところではソフトパッドのように質の高い素材を使ったり、遊びゴコロ的にカーボン調のデザインを入れてみたりというところが程良くスポーツマインドを刺激する。
あと、内装でもう1ついいと思ったのが、使いやすさ重視でデザインされていること。最たる例がパワーウィンドウのスイッチ。普通このスイッチは水平についているものが多いが、このクルマでは操作しやすいよう斜めについており、更に乗り手の側へ向かって少し傾斜しているのだ。これがスゴく嬉しいし、スバルの気の利いてるところ。これは他社も是非見習って欲しい。
ただ、1つ残念だったのはエアコンの操作系。ナビ周辺についているのは温度調整のボタンだけ。それ以外がナビに取り込まれており、ナビの下の方にアプリのように収まっているのをいちいちタッチして呼び出さなければならないので面倒。まして走行中の操作は脇見を誘発するのでこれだけはいいとは言えない。
走行性能

4

これはステーションワゴンとは思えないほどにいいことづくめ。
まず、ボディやサスペンションの剛性がとてもよく出来ていて、多少飛ばしても怖さを感じさせない。
サスペンションはカタいセットなのだろうがカーブなどでとても踏ん張りがきく。また、カーブでのステアリングの切り始めた時のフロントノーズの入りが驚くほど入る。なのでオーバーステアっぽいセットなのかと思いきや限界にきた時にはアンダーステアとしてドライバーに教えてくれるので、とても安心できる。
そしてやっぱりスバルはブレーキがいいというが、これは本当にいい。街中などで普通のスピードで走っている分にはそこまで踏まないのであまり分からない。しかし、少し速いスピードからやや強めに踏んだ時に伝わるブレーキのガッチリした感覚、踏んだら踏んだ分減速するという踏力に対するリニアな減速感がいい。この感覚はかつて一度だけ乗ったポルシェのブレーキの感覚にとても近い。
ただ、これだけクルマはいいのにエンジンが大人しくて勿体ない。ターボがついてるのはあとから知ったのだが、感じる加速感としては「ターボついてんの?」という感じ。どちらかと言えばレスポンスの良いNAエンジン。もっとスポーティーさを出すなら個人的にはあと50馬力ぐらいは欲しい。
トルクは流石にボクサーエンジン、下からでもモリモリくるし、そのトルクも比較的上まで生きてるのでトルク特性もフラットにできているのだろう。
CVTはマニュアルモードだととてもいい。Dレンジは一定のスピードで走っている分にはいいが、踏むと一昔前のCVTのように回転が上がったままで加速感がイマイチついてこない。このCVTが洗練されればもう最高なんだけどな。
乗り心地

5

乗り心地はカタい方ではありながらバタバタと暴れたり跳ねたりということがほぼない。恐らくサスペンションのストローク量自体は多くないのだろうが、その限定した量でのストロークを最大にさせている気がする。
なので、これまた国産車にありがちなダンパーだけで衝撃を吸収しているが為に、カタいサスペンションのコイルスプリングが音を立てて突き上げるような現象は一切ない。
このクルマの場合はスプリングをキチンと動かし、それでいてダンパーやショックの性能にも妥協していないのだろう。大袈裟だが、この乗り心地には今まで感じたことのない新たな世界を見た気がする。
全長、ホイールベースが長いボディなので後席の居住性もしっかり確保されている。また、2段階ながらリクライニングでき、その角度がまた絶妙にいいので大人数での長距離にも向いてるクルマだと言える。
積載性

5

ワゴンボディゆえにトランクを開けた時点で荷物が載りそうなのは分かる。
ただ、もっとスゴいのはここから。このクルマは後席が綺麗にフルフラットになる。だから可能性はもっと広がる。しかもいいのはシートを倒すのがトランク両サイドについたスイッチを押すだけなので、体を伸ばして倒しに行く必要がないのも気が利いてて良い。
燃費

3

100km弱走って10km/Lちょいだった。ただ、これは低速ギヤを多く使ったり少し踏み込んだりしたからであり、高速で大人しく走っていた時には13km/L近くまでいってたので、ボクサーエンジン、ターボ、4WD、そして1.6t近い車重を考えれば妥当だと思う。
価格

5

どう考えてもコスパが(いい意味で)バグってる。もっと高くても何ら不思議はない。ましてこれよりもっと高くて完成度が低いクルマたちの存在意義が脅かされる…。
故障経験
このクルマであったら教えて下さい。もしいよいよ買いたくなった時には参考にさせていただきます。

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