スバル レヴォーグ 「買うならEXモデル」のユーザーレビュー

Konig Konigさん

スバル レヴォーグ

グレード:GT EX_AWD(CVT_1.8) 2020年式

乗車形式:レンタカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
4
積載性
5
価格
5

買うならEXモデル

2022.9.19

総評
事故修理中の代車として1カ月/1000kmほど乗らせて頂きました。
通勤から買い物などの日常の足に、性能を軽く試しにちょっとした峠まで行ったりと乗った上での感想となります。

まず、正直にこの性能と装備で GT-H EX が370万~(現実的な乗り出しは420万前後くらいかなかな?)は性能を考えれば決して高くないです。というか予算が許すなら買いな車です。
400万円ちょっとで、最新の先進安全装備/運転支援装備、非常に高いレベルの衝突安全性を持った車体、長距離でも、悪天候下でも快適に移動でき、快適装備もちゃんと着いてくる上で、先代からの値上げ幅は(アイサイトX無しの価格で比較して)+10万程度って、凄い企業努力の賜物で実現されてる価格だと思います。
とにかく安全性の高い車が欲しくて、4人乗れれば十分(大人5人で快適な異動は流石に厳しいと言わざるを得ない)という方であれば、絶対に検討するべきおススメできる車です。

尚、タイトルにも書きましたが、「余程の理由がない限りアイサイトX着きのEXグレード一択です」。その前提で価格と装備を検討するべき車である事は強調したいです。
(もう「一切高速なんて使わないよ」と言う方であればアイサイトXは不要でしょうが、恐らくアイサイトXの有無で5年後とかのリセールにも差が出てくると思います。)

尚、個人的にはGT-H EXがお勧めだと思います。

GTグレードは以下の理由から男性お一人様使いとかで無ければあまりお勧めしません。
・後席シートヒーターがない:後席にもよく人が乗るよーって言う方ですとかなりのマイナスかと思います。
・シートポジションメモリーがない:夫婦や親子で車を共有する場合などでは結構デメリット。
・ハンズフリーパワーオープンゲートがない:特に女性の方などはあった方がいい機能だと思います。GTグレードはハンズフリーどころか"パワーゲートですらなくなります"のでご注意を。

又、STI Sportグレードですがその装備は価格に見合っているか?自分にとって本当に必要か?をよくよく検討するべきグレードだと思います。特に予算がギリギリの方はしっかりと検討すべきです。まぁ、STIのバッチとネームに惹かれる気持ちはわかりますけど。
以下個人的な検討ポイント
・その細かいドライブモードセレクトは本当に必要か?(ちなみに、エンジンやミッションそのものが高性能なものに変わるわけではないですよ?)
・電子制御ダンパーは本当に必要か?(後で社外サスに変えたりするつもりじゃありませんか?また、設定の変更をして違いが体感できるか?その違いは納得できるレベルなのか?)
・シートが皮固定になるが大丈夫か?(皮シートって蒸れ易いし、滑り易いので好き嫌いが出やすいかと思います。シートベンチレーターも着いてないしね。私?私個人は嫌いですね。アルカンターラの方が滑り難いので好きです)
以上の当たりが大きな検討ポイントかと思います。後は、内外装が多少差別化されてSTIのバッジが着いていますが、それだけで40万弱出せると言い切れる人は殆どいないと思います。
とにかく、ドライブモードセレクトと電制ダンパーに40万弱を御自身としては払う価値があると言えるかどうか?をしっかり「試乗して」、比較検討されるべきだと思います。

最後に個人的な意見ですが、STI Sportを買うのであれば、2.4Lモデルの STI Sport R を買う。(まぁ、GT-H比で100万くらい高いのが大きな大きなネックですが…)
もしくは、GT-HにSTIのエアロパッケージとパフォーマンスパッケージ着けたりするなどして自分好みにカスタマイズする。
のどちらかの方が最終的な満足度は高いのではないかと思います。
満足している点
*個別項目のある物はそちらに記載。
操作系
・シフトの節度間が良かった。Rに入れる時に不思議とPまで行き過ぎるということが無かったのは素晴らしい。

アイサイト(X)系
・ACCの制御が一切不安を感じない。車線の認識力も高く、かなり薄くなっている物も認識できていたし、減速制御は秀逸で、停止時のブレーキの抜きは運転が上手い人並みにあざやか。流石といった感じ。
・ACCのブレーキ制御に合わせてブレーキペダルも動くのがGOOD。システムがどういう制御をしているのかが感覚でドライバーも共有できるので非常に良い。
・ACCの制御は確実に進化しており、名古屋高速環状のきついコーナーも不安感無くクリアできていて感動。
・ACCのステアリングアシストは機械感少なく(ステッピング操作みたいな細かいカクカク感がほぼ無い)、ドライバーの意識とのずれも少なく、乗り心地もいい。
・アイサイトXのレーンチェンジアシストは便利だし優秀。車線変更苦手な方が増えてきていると思われる昨今、そういう方々にとっては非常に助かる機能となるはず。
・アイサイトXのハンズオフは新しい感覚。正直、作動中は楽過ぎて感動しながら笑いが出るレベル。それに、作動中はハンドルを握ってる必要がないので両腕をアームレストに乗せてリラックスできるので本当に楽。年に数回でも高速乗るならアイサイトXは絶対着けるべきだと感じた。

表示系
・液晶表示の二眼メーターは思っていたより違和感なし。
・液晶メーターに表示されるナビMAPは超便利で見易い。自動で行われる拡縮も自然で違和感なく見易い。これはめっちゃ便利。自分の車にも欲しいくらい。
・液晶メーター内のアイサイト等の作動状況表示は今までと大きな変り無く、表示内容から車両の状態やアイサイトの作動状況も解りやすい。

視界
・デジタルインナーミラーは特にラゲッジに荷物を多く積む人には強くお勧め。目の焦点が合うポイントが通常のミラーと違うので、慣れるまでは瞬時に焦点が合わなかったりはあるが、慣れれば便利。(私は1日で慣れました。ただ、人によっては「どうしても焦点が合わない」と言う人はいると思うので、できれば試乗車などで現物確認をしてから着けるか決めた方がいいと思う)

その他
・雨の日はリアゲートが雨除けの屋根になるお陰で、荷物の出し入れ時に濡れないのは地味に良かった。
・全幅が1795mm。最近、車の肥大化著しい中でこの車幅に抑えてくれているのは素晴らしいです。ステーションワゴンなので当然全高も低く、機械式駐車場等も気兼ねなく入れるのは良い点。
不満な点
*個別項目のある物はそちらに記載。
視界
・Aピラーが寝ているせいか、右左折時(特に右折時)の死角が気になる。(但し、極力視界の邪魔にならないように細く見せる処理は流石SUBARUと言った所。)
・リアクォーターウィンドはもっと縦に大きくしてほしかった。
・デジタルインナーミラーは、夜間(特に雨天の夜間)に弱い。白いボヤがかかったようになる。

操作系
・個人的には、パドルシフトがコラム固定式(ハンドルを回した時に一緒に回らないタイプ)の方が操作し易くて好き。(ハンドルと一緒に回るタイプはハンドル操作が送りハンドルメインの私にとっては使い難い。)
・ステアリングはもう少し重さ(手ごたえ)が有った方が好み。普段WRX STIに乗っているせいもあると思いますが、かなり軽く感じました。ただ、老若男女運転する事を考えたら軽い方がいいのは確かですが…。(因みに軽いというだけで、別に軽いからと言ってバタつくだとか、センターが緩いだとかそういうわけではないです。むしろその辺はしっかりしている)
・MTモードの時、シフトノブの前後操作でシフトアップシフトダウンができてほしかった。
・ウィンカーが出ている時のアイドリングストップはカット(非作動)状態をデフォルトにしてほしい。(標準状態ではウィンカー出してる時もアイドリングストップは作動する。ディーラーに頼むと作動しないように設定変更してくれる。右左折待ちとかでのアイドリングストップ作動は、発進までのタイムラグが生じてしまい危険を感じる時がある)
・センターディスプレイのタッチパネルは、応答速度がお世辞にも良いとは言い難い。(特にピンチイン/ピンチアウトはイマイチ。悪いというわけじゃないんだけどね…。良くはないなぁという感じ。)
・AVHのON/OFF、アイドリングストップのON/OFF、外気導入/内気循環の切替、エアコンON/OFFについては物理スイッチが欲しい。エアコン系は見ないでも操作できた方がいいし、AVHやアイドリングストップは設定画面を開かないといけないので純粋に面倒。

その他
・ドライバモニタリングシステムについてはまだまだ改善が必要と感じた。朝夕の逆光時や、夜間に対向車のヘッドライト/霧灯(どっちもはた迷惑な爆光のやつの場合)が照射された時、かなりの頻度で"誤警報"を発報してくる。恐らく眼鏡に逆光が当たって、レンズが光を反射することで、眼が完全に認識できなくなるのが原因だと思われる。
デザイン

4

特に思う所はないかな。
強いていうならリアからの見た目は現行であるVNの方が好き。
ただ、フロントマスクについては先代のVA/VMを見慣れてると、ヘッドライトが小さくなった分違和感は多少感じる。
走行性能

4

・WRX STI程とは行かないまでも、車体剛性、ステアリング剛性共に良く、ステアリング操作に素直に反応し、頭の入り/リアの追従性/収束性も良好。(WRX STI程のクイックさはない。ただ、バタつき、お釣りも少なく素直なハンドリングで、普通の人には乗りやすいと思う)
・エンジンブレーキの利きは思っていたより良好で、普通に使えた。
・ブレーキのコントロール性が良い。制動力も普段乗りでは十分。
・純正タイヤのグリップが車体剛性に負けていると感じる。街中を流して乗るには十分だし、燃費の観点もあるので純正でこれ以上望むのは酷かもしれないが、峠道等で元気に気持ち良く走ろうとる時等はもう一段高いグリップ力のタイヤが欲しくなる。
・純正タイヤについては急制動時のグリップ力的にも不満。
・エンジンについては好みが分かれるかもしれない。普段は加給があまりかからない領域で走る様に制御されているが、アクセルを強く踏み込んだりした時等、3000RPM前半あたりから明確に加給がかかったのがわかる。
・発進時の電スロ制御には好みが分かれる。発進時はスロットの速開き傾向がある。(私はあまり好きじゃない)
・特定条件でのCVTのラーバンドフィールが強く出るのが気になった。スロットル閉(アクセルを踏んでいない状態)且つエンジン回転数が加給がかかる回転数以上ある時(シフトダウンしてエンジンブレーキで減速体制にある時とかの状態)、再加速のためにアクセルを踏み込むと回転数が先に上がるラバーバンドフィールが強く出る。
乗り心地

4

・WRX STI乗りからしたら文句なし。というか硬くはなく、それでいてしっかりとしている感じ。ふわふわした乗り心地が好きとかでもない限りは問題ないと思います。
・後席がリクライニングするのはセダンのWRX乗りからすると羨ましい。
・フロントシートについてはもう少しコシがほしい。好みの問題ですが、個人的にはちょっと柔らかいなと感じた。
・リアのシートヒーターはGT-H以上からなので、後席にも人を乗せる事が多い場合はGT-H以上を選んだ方がいい。
・できればシートベンチレーションもほしかったですね。特にSTI Sportは皮シートなので夏は蒸れそう。
積載性

5

・WRX STI乗りからしたら十分すぎる。嵩のある物も積めるので便利。
・後席が4:2:4の分割可倒がWRX STI乗りから見ると羨ましい(WRX STIは6:4)。物によっては、長物であっても積みながら4人乗車ができるのは便利。
・リアシート倒した時にほぼフラットなのよい。車中泊快適そうだし、長物の積載性時も安定して置ける。
・ラゲジの床面が車体後端とほぼ同じ高さなのは荷物の積み下ろしの際にすごい楽で良い。
・ラゲジ側面に後席を倒すためのスイッチがあるのが便利。一々後席まで回り込まなくていいのは楽。
・快適とまでは言えないが(ミニバンやワンボックスみたいに天井高くないのでね)、大人二人程度なら車中泊は余裕でできると思います。
燃費

4

・約1000km乗って、大体10km/L程度。(5割街乗り、3割バイパス、郊外/高速が各1割くらい)
価格

5

・この装備を考えれば、妥当どころかよく300~400万の価格帯に収めたなと思います。
故障経験

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