Largusの車高調spec-sにMAQSの前12K／後10Kサスのセッティングはどうでしょうか？Largusでは負けちゃいますかね？

Question

用途はミニサーキットで車種はレガシィB4 GTで、LSDは入っていませんが、今後リアのみ1.5wayを導入予定です。

#レガシィB4

Answer 1

バネレートは、基本値を計算で決めて、その先はハンドリングを見て微調整するのが普通。

基本の値の決め方は、
①まずタイヤを決める。（本気で速く走るつもりなら、レースカーのように、ハイトが100㎜以上あって、限度一杯までロールしても接地面が浮かない幅）
②タイヤが決まると最大横Gが決まる。
・Sタイヤ：1.5～２G
・路面に食い込むハイグリップ：１～1.５G
・スポーツタイヤ：～１G
・普通のタイヤ：～0.8G
・エコタイヤ：～0.5G

③静止時荷重（いわゆる１G）＋最大横Gによる荷重＝最大荷重。

④最大荷重÷１Gで縮むストローク＝バネレート、が基準値。
※１Gで縮むストロークの分だけ走行時に伸びる＝伸びストロークになる。

例えば、
前輪一本の１G荷重：400kgf
スポーツタイヤ：１G＝400kgfｘ１＝400kgf
最大荷重＝400＋400＝800kgf
１Gで縮むストローク＝60㎜（を確保したい）

800÷60≒バネレート13kgf/㎜
※この場合、自由長150㎜でバネレート13kgf/㎜を選ぶと、
伸びストローク60㎜、縮みストローク90㎜になります。

同じ自由長で、伸びストロークを90㎜確保したいなら、
800÷90≒バネレート９kgf/㎜
と言う感じに基本を決めます。

※バネはその存在意義から言って、レースカーでも、柔らかい方がいい。
硬くするとタイヤが跳ね易くなり、跳ねればタイヤのグリップはゼロになりますが、跳ねずに接地させるためのサスペンションなので。

あとは、ダンパーセッティング次第。最低でも伸び側と縮み側が別に調整できる２WAYダンパーのほうがセッティングの幅が広がります。
※４WAYにすれば高周波減衰力も伸び縮み別に調整できますが、一本100万とかしますので、、、、。



また一般的に、バネレートを上げるほど、荷重変化が速く起きるようになります。
が、タイヤのグリップも「元に戻ろうとするバネのような弾性力」が生んでいますから、バネと同様に「元に戻る固有の速さ＝固有振動数」があり、
タイヤの固有振動数以上に速い固有振動数のバネを使うと、タイヤは滑り易くなります。
⇒路面に食い込むハイグリップやSタイヤにしないと、ステアリングやブレーキを操作するたびに滑る。
あるいは、操作のし始めを相当に慎重にじわぁと操作しないと滑るだけ。



LSDは、加速時に駆動輪がしっかり接地する姿勢にしてからアクセルベタ踏みするようにすれば、特に要りません。（なので、ハンドリングカーの代名詞であるロータス・エリーゼは純正ではLSDが入ってないオープンデフです）

1.5WAYや２WAYは「曲がるためのブレーキ」を駆使して、ブレーキを残してターンインする時にドアンダー傾向になります。
※１WAYはアクセルONの時だけ作動制限します。
２WAYはブレーキを踏んでも作動制限します。
1.5WAYは、ブレーキを踏んだ時に「ちょっと」作動制限します。その「ちょっと」の具合はメーカー次第。

Answer 2

インプレッサでミニサーキットをショック3セットに対しバネ5パターン？試した自分の経験でいえば、減衰力の弱さに遠慮してバネレートを選ぶのはあんまり意味なかったです。

ただストラット足で12Kはかなり跳ねましたので、これはすぐに8Kにしました。路面悪めのサーキットでしたので。

Answer 3

ショックアブソーバーがバネに負ける、ということはありません。