日産は日本企業ですか？それともフランスのサムスン自動車（ルノー？）に買収されていますか？

Question

補足

もし、買収されていたら、独立することは、可能ですか？？

Answer 1

日産は日本企業です。本社も横浜にあります。

現在日産は「ルノー・日産・三菱アライアンス」の構成会社の1つとしてあります。

Answer 2

まずルノーとサムスンについて質問者さんは誤解されています。ルノーはフランスの自動車メーカーで、サムスンは韓国の総合財閥です。

このサムスン財閥が自動車業界に参入すべく1994年に設立したのがサムスン自動車でした。

サムスン自動車は日産との提携関係により技術を導入して自動車を作り始めたのですが、サムスン財閥が90年代のアジア通貨危機で経営危機に陥り、サムスン自動車は経営破綻しました。

時を同じくして日産も経営危機に陥っていました。これは80年代以降の海外戦略の失敗やバブル崩壊などが理由です。

日産は危機を脱するために他の自動車メーカーとの提携を模索しました。日産株をどこか経営の安定している企業が買ってくれれば日産の経営も安定し、部品等も共有化できるので経営コストを下げることができます。

で、フランスのルノーが日産株の43%を買いました。一方で日産もルノー株の15%を取得しました。どちらかがどちらかを支配するのではなく、対等な関係を築くのだということになっていました。これがルノー=日産アライアンスです。

経営破綻したサムスン自動車もこのアライアンスに組み込まれ、最終的にサムスン財閥を離れてルノーに完全に買収され、会社名もルノーコリアと改められました。

ところが、ルノーというのは戦中のゴタゴタで一時はフランスの国有企業だったことがあり、フランス政府の影響を強く受ける企業です。フランス政府として自国の自動車産業を国策的に保護する狙いがあり、法律を変えて日産のルノーに対する権限を著しく制限するようにしてしまいました。

なので、日産は日本に本社を置く企業でありながら、実態としてフランス企業であるルノーの支配を受けているような格好になってしまいました。

近年の日産は、ルノーから送り込まれたカルロス・ゴーン社長が色々やらかしていなくなったことも利用して、この関係を対等なものにしようとしています。