日産が倒産寸前まで追い込まれた1998年に日産の支援先が見つからなければ、日産は倒産して自動車メーカーとしてはなくなっていたのでしょうか？

Question

或いは、政府が他の日本車メーカーへ合併をさせていたか、日産を国有化していたかでしょうか？
日産は支援先に海外自動車メーカーへ支援を要請していましたが断られ、翌99年2月にフランスルノーが提携を持ちかけて救済されました。

Answer 1

当時ちょっとした関係者でしたが
国有化は検討していませんでした
当時メインバンクのみずほ銀行を筆頭に主力4行で融資を押し付け合うという醜い争いになっていました
そんな状況で国有化は有り得ませんでした
トヨタ自動車をはじめとする国内自動車メーカーに打診しましたが引き受けるような会社は無く
どの様な経緯だったかは書けませんがルノーに決まりました
決まらなければ日産は会社更生法の申請になっていて
日本経済に大きな影を落としたのは間違いありません

ただ。。。現在の日産の赤字は当時に近い金額にもなっています
2019年秋には、西川廣人・元日産社長の報酬不正疑惑に端を発するガバナンス問題から、2,500億円の社債発行が延期となりました（この5月に社債の発行枠を登録）。
ゴーン元会長が失脚した18年11月以降、アライアンスを組むルノーとの確執が深刻化したり、経営陣の権力争いが起こったりと、長らく経営の混乱が続いていたところに、コロナショックが襲います。
業績悪化を理由に、格付け会社のムーディーズ・ジャパンとＳ&Ｐグローバル・レーティングがそろって日産の格付けを引き下げているます。
なかなか難しい舵取り～綱渡りが続いています。
一番の問題は未だ日産経営陣の危機感のなさです
銀行から7,000億円を超える融資を。。。。ちょっと厳しいかも知れません

Answer 2

国有化までの話は無かったですが、トヨタ・三菱などが顧客引き継ぎ案がありましたよ。
あの時は本当に日産が解体されてもおかしく無かった位でしたし。

Answer 3

いいえ。意外かも知れませんが、当時は日産自動車が自主的に再建する選択肢も残されていると言われていた様です。つまり国有化の可能性は無かったと思います。