2025年6月
■2025年6月
ルノー・ジャポンは、コンパクトSUV「キャプチャー」をマイナーチェンジして、2025年6月5日に発表、同年6月12日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、従来からある「フルハイブリッドE-TECH」と、今回初となる「マイルドハイブリッド」の2つのパワートレーンをラインナップ。また、フロント周辺のデザインを変更するとともに、運転支援システムの充実を図っている。
グレード構成は、フルハイブリッドモデルが「エスプリ アルピーヌ」の単一、マイルドハイブリッドモデルは「エスプリ アルピーヌ」に「テクノ」を加えた2種類の全3種類。フルハイブリッドモデルは最高出力69kW(94PS)、最大トルク148Nmを発生する1.6リッター直4ガソリンエンジンに、最高出力36kW(49PS)、最大トルク205Nmを発揮するメインモーターと、最高出力15kW(20PS)、最大トルク50Nmのサブモーター、電子制御ドッグクラッチマルチモードATを組み合わせ、WLTCモードの燃費は輸入SUVトップ(JATO Daynamics調べ。2025年6月現在)となる23.3km/Lとアナウンスされている。マイルドハイブリッドモデルは最高出力116kW(158PS)、最大トルク270Nmを発生する1.3リッター直4ガソリンターボエンジンに、最高出力3.6kW(5PS)、最大トルク19.2Nmの電動モーターと7速ATを組み合わせろ。WLTCモード燃費は17.4km/Lという。
エクステリアには、新世代のデザインテイストを反映。多面的なグリルに施された新しいロゴ(ロサンジュ)と、厚みが増して水平に伸びるボンネットにより、エレガントかつテクノロジーを感じさせるデザインに仕上げたとPRされている。また、空力性能とフロントブレーキの冷却性能の向上のため、フロントエンド両側のデイタイムランニングライトの横に、2つのエアインテークを配置。さらに、薄型のLEDヘッドライトやブランドロゴからインスピレーションを得た縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムライト、クリアレンズ化されたリアLEDライト、新デザインのリアバンパーを備えている。足元には「エスプリ アルピーヌ」が19インチアルミホイール、「テクノ」には18インチアルミホイールを装着した。
インテリアでは、「エスプリ アルピーヌ」にアルピーヌロゴ入りバイオスキン&ファブリックコンビシート(運転席電動シート)や、トリコロールのオーナメント、サイドパイピング、ブルーのトップステッチ入りシートベルト、ブルーグレーダッシュボードインサート、アルミペダル、TEPレザーステアリングホイール、アルピーヌロゴ入りキッキングプレートを採用。「テクノ」には、サイドサポート部にロサンジュがあしらわれたイエローステッチのファブリックシートが装備されている。センターコンソール中央には、openR Link 10.4インチ縦型タッチスクリーンが備えられ、オーディオや電話、運転支援システム、車両設定などの各種操作ができるほか、「Apple CarPlay」と「Android Auto」がワイヤレス接続で使用可能となっている。リアシートはこれまで同様、前後に最大16cmスライドすることで、クラストップレベルとなる22cmのニースペースを生み出し、必要に応じて荷物や乗員のためのスペースを広く確保。荷室容量はマイルドハイブリッドモデルがクラストップレベルの536リッター、フルハイブリッドモデルが440リッターと公表されている。
運転支援システムでは、新たに「ブラインドスポットインターベンション」や「エマージェンシーレーンキープアシスト」、「ドアオープニングアラート」が全モデルに追加され、安全性の向上を図っている。
ボディカラーは、フルハイブリッドモデルが全3色、マイルドハイブリッドモデルは全5色をラインナップした。