ルノー アルカナ 「退屈しないハイブリッド」のユーザーレビュー

セフィロー セフィローさん

ルノー アルカナ

グレード:R.S.ライン Eテック フルハイブリッド_RHD(AT_1.6) 2022年式

乗車形式:試乗

評価

4

走行性能
5
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
5
積載性
3
価格
4

退屈しないハイブリッド

2022.6.18

総評
ルノースポールを名乗るだけあって、その名に恥じない走行フィールを実現させているあたりが実にルノーらしい。

走らせて楽しいハイブリッドである。
満足している点





大きすぎず、小さくもないジャストサイズ。
全幅こそ1820㎜だが、日本での普段使いの許容範囲内。

言わずもがな、流麗なクーペスタイル。
ハマる人にはハマると思う。

インポート初のストロングハイブリッド(H4M<HR16DE>+モーター)なだけではなく、F1技術で培ったドグミッションを組み合わせたことでスムースさと劇的な瞬発力を同時に手中に収めている。

安全デバイスに抜かりがない。
ルノーは一歩遅れていた感があるが、この車はそれが皆無。

税込み429万円という戦略的なプライス。
韓国(ルノーコリア)製であるネガは微塵も感じなかった。
不満な点


クーペスタイルの宿命でもあるが、リヤのヘッドクリアランスがややきつい。
しかし、狭ぐるしさは感じない。

ディスプレイが他国仕様で採用されている大型タイプではない。

CD/DVDが一切再生不可。
(一応、Dオプションのパイオニア製ナビを取り付けることで可能ではあるが)

販売価格を引き下げるためとはいえ、4色しかないボディーカラー。

数年後の売却価格に不安がある。
デザイン

5

申し分がないほど流麗なエクステリア。

シンプルな中にスポーティさが滲み出るインテリア。
走行性能

5

今までのハイブリッドのイメージで乗ってはいけない。
そのぐらい力感とスムースさが桁違い。

F1直系のドグミッションを使っていることもマニア泣かせである。
乗り心地

4

適度な引き締め感があるものの、決して奇をてらうようなレベルにはなっていない仕上がりのマイルドな乗り味。

凹凸やハーシュネスも奇麗にいなしている。
積載性

3

クーペSUVの宿命でもあるが、積載性に過度の期待は禁物。
とはいえ、必要十分以上の荷物は載るので、特に大きな不満は出なさそう。
燃費

4

WLTC22.8㎞/Lとうたっているが、実際は20㎞/Lちょいってところだろう。
価格

4

429万円は中々戦略的なプライス。

但し、数年後の買取価格が不安ではある。
故障経験

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