『★【試乗:ポルシェ・パナメーラ・ターボ】「サルーン界のメートル原器」足り得るか?』 ポルシェ パナメーラ の口コミ・評価 | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview!

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『★【試乗:ポルシェ・パナメーラ・ターボ】「サルーン界のメートル原器」足り得るか?』の口コミ

  • ★【試乗:ポルシェ・パナメーラ・ターボ】「サルーン界のメートル原器」足り得るか?

    総合評価: 5.0

    投稿日:2017年3月29日

    投稿者:intensive911(JUN) さん

    乗車形式:試乗

    メーカー・モデル:ポルシェ パナメーラ
    グレード:ターボS (2017年式)

    総評
    ホイールベースは2950ミリと3メートルに迫ろうという長さですが乗っていて取り回しに困る場面はなく、これはおそらく後輪操舵システム「リアアクスル・ステア」の恩恵が大きそう。
    後方からの車両接近はドアミラー内側にて大きな赤いライトで知らせるようになっており、ドライバーズアシストも充実(この辺りポルシェは今まで遅れていましたが、ようやく追いついたと言える)。

    ミラーを使用しての後方確認、目視での後方確認ともに良好で、加速、減速、コーナリングとも「意のままに動く」スポーツカー的感覚、そしてサルーンとしても申し分のない乗り心地を持っており、とにかくストレスなく運転できる車だと思います。

    スポーツ性と快適性というのは「相反する要素」と考えられることが多いのですが、ポルシェは991/981世代からそれらを両立させることに成功しており、それらの現時点での集大成がこの新型パナメーラと言えるかもしれません。

    多くのメーカーが「どちらかに寄せると」どちらかが犠牲になる傾向にあり、それはドライブモードを駆使したとしてもカバーできない部分も。
    ですがポルシェの場合、スポーツ性と快適性が「イコール」とも言える次元でバランスしており、これは試乗前にある程度予想していたものの、実際に体験すると驚くべきレベルです。



    なお現在ポルシェには911、ボクスター、ケイマン、カイエン、マカンといったラインアップがありますが、ポルシェが独自に設計しているのは「911、ボクスター、ケイマン」と「パナメーラ」のみ。
    カイエン、マカンは他ブランドとの共同開発となっており(パナメーラの場合はポルシェが開発したものを他ブランドが使用する)、その点でもパナメーラはポルシェとしても「威信をかけた」モデルとも考えられます。

    そう考えると911が「スポーツカーのメートル原器」と言われ、多くのスポーツカーが911を目指すように、サルーンにおいてもパナメーラは後発にもかかわらず「メートル原器」となり、他メーカーが「追いつき、追い越すべき」存在となり得るのかも、と思います(ポルシェはこれまでのコンセプトカーを見てもわかる通り、かなり以前からサルーンに対して興味を示しており、決してパナメーラでサルーンを始めて手がけたというわけではない)。

    余談ではありますが、先日レクサスLC500に乗った時にも「LC500はスポーツクーペの新基準たりうる」と感じたのですが、その意味ではLC500と多くを共有する新型LSがポルシェ・パナメーラにとって「最大の」ライバルになるんじゃないかとも予想(なおレクサスブランドが発足し初代LSが発売された際、ポルシェのエンジニアがLSに乗った時に「これが我々の作りたかった車だ」と言ったのは有名)。
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    満足している点
    ポルシェ・パナメーラ・ターボ(2327万円)に試乗。
    550馬力を発生する4リッターV8ガソリンエンジンを搭載し、0-100キロ加速は3.6秒(スポーツクロノ装着時)とランボルギーニ・ガヤルドLP560-4並みの加速を誇り、最高速度は実に時速306キロ、トランスミッションは8速PDK、駆動方式は4WD。

    試乗記は長くなるので先に言っておくと、「メルセデス・ベンツ、BMW、アウディのサルーンを買おうと考えている人はちょっと待った」とアドバイスしたくなる車で、新型パナメーラを乗らずして他メーカーのサルーンを買うという判断を下すべきではない、と断言できます。

    新型パナメーラはポルシェがこれまで培ってきた高いシャシー性能に加え、現在考えうる最高レベルの先進性やデザイン性を持つと言ってよく、ポルシェがこれまで「劣る」とされてきたインターフェースに関する高級感や装備の充実度合いについても”一気に巻き返したどころかトップに躍り出た”と言えるレベルを持っており、正直新型パナメーラがこれからのサルーンのスタンダードになるんじゃないか、と思えるほど。

    新型パナメーラは全長5049、全幅1937、全高1427ミリという大柄なボディを持つものの、911同様のデザインを持つリアエンドを採用したことで引き締まった印象を受けます。
    ルーフは先代に比較して20ミリ低くなっており、フロントタイヤは前方に移動してフロントオーバーハングが短く。
    サイズ的な変化は全体的に大きくはありませんが、細かい調整によって「大きな変化」に見せるのはポルシェならでは、と言えます。

    試乗はいつものポルシェセンター北大阪さんですが(ありがとうございます)、偶然先代パナメーラも並んでおり、見比べるとフロント、リア共に新型パナメーラの方がぐっとシェイプされ、スマートになったと思います。
    特に横から見るとルーフ以降に「相当な差異」があるようですね。

    細かい部分を見ても非常に良くできており、前後バンパーの造形、前後ランプの形状や内部構造に至るまで高いデザイン性を持つのも新型パナメーラの特徴。
    ポルシェは991/981世代でデザイン性を大きく向上させましたが、991.2/718世代においてそれはさらに進化しており、パナメーラはそれらよりも「進んだ」デザインを持っているとも言えます。
    正直、「ポルシェがこんなにオシャレになるとは」という驚きを隠せないという印象ですね。
    不満な点
    なお外観以上に変化したのがメカニズムで、3チャンバー・テクノロジーを採用したアダプティブ・エアサスペンション、ポルシェ・トルクベクタリング・プラス(PTV Plus)と電制ステアリングシステムを含むポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)など盛りだくさん。

    さらには市街地での扱いやすさと旋回性能を向上させるリアアクスル・ステアリングなど、およそ「現在考え得る全て」が盛り込まれていると言って良さそうです。

    驚くのは「ポルシェ・イノドライブ」で、これはナビゲーションデータを活用し、車両の前方にある道路状況を解析し、最適な加速度と減速度、ギアを自動でコントロール(おそらく将来的にはコーナリング時の速度もコントロールすると思われる)。

    その他メルセデス・ベンツやBMWのサルーンに負けない安全装備、例えばナイトビジョン・アシスタント、レンデパチャー・ウォーニングも装備し、インフォテイメントシステムにおいてはパナメーラから開始される「ポルシェ・カーコネクト」、ポルシェ・アドバンスト・コックピットによる快適な操作性など、こちらも「まさかポルシェがこんなに便利な車になるとは」という驚きも禁じえません。

    細かいことはポルシェ・ジャパンのホームページをご覧いただくとして、とりあえず車に乗り込むことに。

    ドアハンドルには金属調の加飾が施され、メルセデス・ベンツやBMWのサルーンに負けない高級感がありますね。
    室内は現行ポルシェの持つデザインから大きく変わっていますが、思えば現在のマカン、カイエン、ボクスター、911といったラインアップに採用されるデザインは「先代パナメーラ」が採用したのが始まりで、そして今回の新型パナメーラで「新世代」のデザインを採用してきたということは、ポルシェにとって「常にパナメーラが新しい時代を切り開く役目」を持っている、そしてその責任があると考えて良さそうです。

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