2014年4月
■2014年4月
ポルシェジャパンは2014年4月25日からマカンの予約受注を開始した。マカンについては、先にマカンSとマカンターボの予約受注が開始されていたが、今回はベースグレードのマカンの予約受注の開始となる。最近はポルシェでは、ベースグレードは車名と同じグレード名を採用しているため、マカン(車種)のマカン(グレード)の予約が始まることになる。
マカンは北京モーターショーで公開されたモデルで、 直列4気筒2.0リッターのターボ仕様エンジンを搭載する。エンジンの動力性能は174kW(237ps)/350N・mで、2.0リッターながら3.5リッター級のトルクを発生する。
先に発表されたマカンターボと比べると馬力は抑えられているが、車両重量が約150kgも軽いため、コンパクトSUV初のスポーツモデルと呼ぶのにふさわしいパフォーマンスを発揮する。マカンモデルの特徴となる前後異サイズのタイヤは、マカンSと同じサイズ(前235/60R18、後255/55R18)が装着される。
マカンでは、オートマチックテールゲートやパドルシフト付きのマルチファンクションステアリングホイールなどの充実した標準装備に加え、コンパクトSUVセグメントで唯一設定されるエアサスペンションなど多彩なオプションも用意されている。
■2015年11月
ポルシェ・ジャパンはコンパクトSUVのマカンに新グレードとしてマカンGTSを追加し、2015年11月11日から予約受注を開始した。
GTSのグレード名はモータースポーツからの影響を持つモデルに与えられるもので、外観デザインはウエストラインから上の光沢のある黒と、ボディ下部のマットブラックフィニッシュ仕上げなど、GTS専用のカラーリングが採用される。マカンとしては初めてLEDヘッドライトを含むポルシェ・ダイナミック・ライト・システム・プラスがオプション設定され、艶消しのブラックに塗られたRSスパイダーデザインの20インチホイールが標準装備されている。
インテリアは中央部にアルカンターラを用いたGTSスポーツシートとアルカンターラのトリムを採用した。オプションのコネクト・プラスを装備すると、高品質のマルチタッチモニターはリアルタイム交通情報の取得やスマートフォンとの機能統合などを可能とする。
搭載エンジンはV型6気筒3.0リッターのツインターボ仕様で、265kW(360PS)/500N・mの動力性能を発生する。PDKのトランスミッションの組み合わせによって0-100km/h加速を5.2秒でこなす実力を持ち、最高速は256km/hに達する。
足回りは15mm低められた全高とスポーティなチューニングが施されたポルシェ・アクティブサスペンションマネージメント(PASM)が採用され、ポルシェならではのドライビング・ダイナミクスを実現する。