ポルシェ９８６ボクスター（初期型）のエンジントラブルについて教えてください。

Question

１９９９年型のポルシェ９８６ボクスター(ＭＴ)に乗っています。
セカンドカーとして所有しておりますので、頻繁に乗るわけではなく、１カ月くらいエンジンをかけないこともあります。
先日、１ヵ月ぶりくらいにエンジンを始動して乗り始め、ドライブをしていました。
すると、突然、坂を上っている途中で『CHECK』ランプが点灯し、アクセルを踏んでもほとんどパワーが出なくなりました。
アクセルを全開にしてなんとか坂を登り切り、車を路肩に寄せましたが、エンジンがストップしてしまいました。
エンジンを始動することはできるのですが、アクセルを踏んでいないとエンストしてしまい、アイドリングができません。
ディーラーに見てもらったのですが、頻繁にレブリミットを越えて回していたことが原因で、エンジンが傷んでいると言われました。
ボクスターには回転数リミッターが付いていないので、気を使って乗らなくてはいけないと…
しかし、私は回転数には常に気を使いながら乗っているため、レブリミットを越えて回したことは１度もありません。
なので、ディーラーの説明は全く納得できません。
修理にはエンジンの載せ替えが必要だと言われました。
本当の原因と、故障のメカニズムが知りたいです。
このトラブルは、長期間乗らなかったことと関係あるのでしょうか？
詳しい方、アドバイスを頂けませんか？

補足

ご親切なご回答ありがとうございます。 補足をさせて頂きます。 ガソリンはハイオク、オイルは確かクスコ10W-50を使用していました。 テスタの結果は、当初は４５６ピストンのミスファイアと言われましたが、その後４番ピストンの圧縮０と分かりました。 ４番ピストンのバルブ（もしかしたらシリンダやピストンも）が傷んでいるであろうとのディーラー見解です。 金銭的負担は、中古エンジンへの載せ替えで約５０万と言われています。

Answer 1

ご説明されている内容から故障の原因等を明確に回答できませんが、別の観点から書かせて頂きます。

まず、ディーラの説明は納得できない、というのは同感です。
ただ、ディーラでは、テスタで読んだ結果から状況を判断していると思いますが、はっきりわからなかったのではないでしょうか。（異常個所が漠然としている、多すぎて原因を特定できない等）
他の方が回答されている通り、テスタの診断結果を聞いてみるのは良いと思いますが、明確な返答は期待しないほうが良いかもしれません。
テスタで原因が判明するものもあれば、判明しないものもあると思いますので、正確にはばらしてみないとわからないと思います。
それでも、特定できないならばそれなりの理由を知りたいと思うユーザは多いと思いますが。

一般的な感覚（主観ではありますが）からすると、故障の原因を突き止め故障箇所を修理する、という方法が考えられると思いますが、996/986のM96系といわれる水冷エンジン（GT3、ターボ系を除くもの）は、エンジンの構造上と価格の問題で、オーバーホールは行わず、エンジン交換、というのがPAGの方針のようです。

エンジンの構造をお調べ頂ければ想像可能かもしれませんが、空冷エンジンのクランクケースを受け継いだM97系のエンジン（GT3、ターボ系）と比べると、部品点数がかなり少なく、価格は1/4程度だったと記憶しています。（M96系は確か200万くらい）

ばらして原因を突き止めて組み上げるより、交換したほうが安くて早い、ということですね。

余談ですが、996全盛期は、インターミディエイトシャフトが折れる、というトラブルがオーナー間でちょっとした話題になり、オイルがだらだら漏れてエンジン動かなくなったら、ばらしもせずにエンジン交換、といった感じでした。986での話は聞いたことはありませんが、同系統のエンジンなので同様のはずです。（997/987以降はどうなっているのか知りません）

ただ、オーバーホールが物理的に不可能、というわけではないと思いますので、ディーラで対応してもらえるかはわかりませんが、探せばどこかでやってもらうことができ、場合によっては修理代が安くなる可能性はあると思います。


# 補足に対する回答です。

症状は4番の圧縮抜けでしたか。
バルブのみが原因でしたら、乗せ換えるほどではないと思いますが、もしシリンダまで痛んでいた場合は、載せ換えがベターだと思われます。
M96系は、シリンダが個別に分離できず、クランクケースと一体となって一つのブロックのようになっていますので、4番がダメならば、エンジンの右半分を丸ごと交換するようなものです。（ヘッドは分離できますが）
中古エンジンが50万ということも考慮するならば、今回の件は、ディーラで言われた通り載せ換えが良いでしょうね。（もし工賃込みの価格なら尚更です）
トラブルが起きた事は残念ですが、これを機に、年式の新しいエンジンに載せ換える、といったことも考慮されてみてはいかがでしょうか。

質問者からのお礼コメント

ご回答ありがとうございました。非常に分かりやすい説明で、納得納得です。エンジンを載せ替える方向で検討したいと思います。

Answer 2

それって流行りのインターミディエイトシャフトの破損じゃないですか？

最近国交省のホームページにも書かれちゃって、
これ以上やられちゃうと本気でリコールしなきゃいけなくなるから
ディーラーは原因をハッキリ言わないんだと思いますよ。

あんまり腹立つようなら、
通常走行中にエンジンが止まる車なんて危険すぎるってことで
国交省に持ち込んでみるとでも言ったらいいと思います。

金銭的な負担はあるんですかね？
ないならエンジンが新しくなるってことを喜んで受け入れてもいいかと思いますが。
もしも大きな金銭負担が発生するなら徹底抗戦するしかないですね。

Answer 3

98年式のボクスターに乗っていますが、レブリミッター（レッドゾーンには入るけどそれ以上には回らない。EUCの書き換えをしてもレブリミッターの解除まではいきませんでした）はありますよ。
走行距離9万kmオーバーのエンジンでレッドゾーンまでブチ込みますが、エンジンが壊れたことはありません。
あのエンジンは結構丈夫で、ゲンバラが986にターボキットを組み込んだコンプリートカーを出していました。コンプリートカーは数タイプあり、最もパワーが出ているモデルで500ps。排気量を3.4まで上げていることもあり、当時の996ターボやターボS以上のパワーでした。さすがにここまでやればノーマルエンジンよりも耐久力は落ちているでしょうが、公道仕様でこのくらいのパワーアップにも耐えられるエンジンです。

高回転でエンジンが壊れる原因はエンジンオイルの潤滑不足が1番の原因なので、長期間エンジンを掛けなかったことでシリンダー内のエンジンオイルが切れていた常態でエンジンを急激に回したからでしょうか。今回は1ヶ月程度ですが、以前に半年くらい乗らずに走り出したり、とりあえずエンジンだけ掛けて保管していたということはありませんか?

それか先に回答した方の言うとおりECUの異常だと思います。PCはエンジンをバラしてシリンダーやピストンの常態を見て言ったのではなく、ECUを診断しての回答ではないでしょうか。
ボクスターのECUは足元にあるため湿気が溜まりやすく、幌が傷んでくると侵入した湿気で壊れることがあります。

あと、乗らない時はバッテリーを外していましたか?
バッテリーを外すと学習機能のメモリーがリセットされるだけでなく、EUCが壊れることがあるそうです。
バッテリー交換時も他の電源をバイパスさせてから、バッテリーを取り外す指示がされていたはずです。


故障の原因は1つとは限らず、複数の要因が重なったことで起きることもあります。
自分が質問者様の状態になったら「じゃ、2.7のエンジンを積もうかな」と開き直ると思いますね…。



まさかとは思いますが、レギュラーガソリンや潤滑性能の低いエンジンオイルを使っていたということはないですよね?
レギュラーガソリンを使用するとノッキングが起きやすくなります。

Answer 4

エンジンチェックランプが点いた時はECUに異常内容が記憶されます(例外もあります)
記憶された異常内容は診断機等で読み出して調べます。その内容を教えてもらってください。
理由をつけて教えてくれないのであれば、そのディーラとはつきあいをやめたほうがいいでしょう。
ただ、整備士にも感情がありますし、自分の仕事に誇りと責任を持っているでしょうから、彼らのプライドを逆撫でするような聞き方では教えてもらえないかもしれません。
また、どこを診てオーバーレブと診断したのか、どこが駄目だからエンジン交換が必要なのかといったことも聞いてみてください。きちんとした整備士の方なら素人にも分かりやすく説明してくれると思います。
そのあたりをはっきりさせた上でないと、お互いの言い分がかみ合わないと思います。
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