2014年4月
■2014年4月
プジョー・シトロエン・ジャポンは、主力モデルの208シリーズに、直列3気筒1.2リッターエンジンにストップ&スタート機構(アイドリングストップ機構)や新トランスミッションのETG5を組み合わせた新しいパワートレーンの「PureTech(ピュアテック)」を搭載し、2014年1月6日に発売した。
ピュアテックの搭載は208の発売当初から予告されていたもので、これまでは5速MT車だけだったアリュールにピュアテック搭載車が加わり、またこれまでは1.6リッターエンジンと4速ATの組み合わせだった5ドア車もピュアテック搭載に変更され、低燃費かつ軽快な走りを実現するようになった。
新トランスミッションのETG5はオートマチックモード付きの5速エフィシェント・トロニック・ギアボックスを意味し、軽量かつコンパクトな設計のほか、 クリープ機能やヒルスタートアシスタンスが採用されてスムーズな運転をサポートする。またステアリングコラムにパドルシフトが設けられ、シフトダウン時には自動的にエンジン回転数を合わせる機能も備えられている。
5ドア車は従来の1.6リッター車に比べると車両重量が70kgほど軽くなり、軽量と効率の向上によってJC08モード燃費は19.4km/Lとなり、平成27年度燃費基準を達成した。
今回の改良でGT系を除く208の標準車は、全車とも3気筒1.2リッターエンジンを搭載するようになり、3ドアのアリュールに5速MT車とETG5車、またプレミアムとシエロにETG5車という構成に変わった。
2014年4月15日には新デザインの15インチアロイホイールやファブリックとアルカンタラのコンビネーションを用いた専用シート&ブラウン・シートベルトなどを特別装備した特別仕様車「envy (エンヴィ)」を200台限定で発売した。