日産 ティアナ 「手の届く高級感。「アジア標準」のセダン 初代ティアナの半分は中国で売れました。これは日本の1.5倍以上になります。一方、最近行われた中国の市場調査では」のユーザーレビュー

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日産 ティアナ

グレード:-

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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手の届く高級感。「アジア標準」のセダン 初代ティアナの半分は中国で売れました。これは日本の1.5倍以上になります。一方、最近行われた中国の市場調査では

2009.10.3

総評
手の届く高級感。「アジア標準」のセダン
初代ティアナの半分は中国で売れました。これは日本の1.5倍以上になります。一方、最近行われた中国の市場調査では、車に求めるものの第一が外観のデザイン、ついで乗り心地などの快適性だそうです。だとすると、2代目ティアナのコンセプトが見えてきます。高級感あるセダンが人気という特徴を持つ中国マーケットに向けて、入念に戦略が練られて作られた車。それがティアナです。走行試験も主戦場の中国全土で行われたそうです。そういえば、新型のデビューも北京モーターショーでした。
 さて、この車も2泊3日の旅行中レンタカーで楽しませていただきました。
 まずは、外観のデザイン。とてもいいですね。好みの問題もありますが、国産ミドルクラスのセダンの中では一番だと思います。続いて内装。これも値段を考えると良く出来ていると思います。落ち着いた感じで見た目にはチープさを感じさせません。
 そして、柔らかだが座っても体が沈み込まずしっかりホールドされたシート。これもGOOD。長距離のドライブに向いています。腰痛持ちの私にもOKでした。「これいいね」と、助手席のカミさんにも好評でした。後席の座り心地は?と見れば、後席の子供たちは早くも「爆睡」。どうやら確かめるまでもないようです。まさに「OMOTENASHI」の世界。
 その反面、走りに関していうと静粛性は良かったのですが、それ以外にはこれといった特徴は感じられませんでした。高速道路での巡航、追い越しのための加速に実用上不満はないのですが、それほど「余裕」があるとは言えません。
 2.5Lのセダンといえば一昔前なら売れ筋の車でしたが、いまや国内市場は完全に縮小しています。走りに重きを置くならば、レガシーB4やアコード、スカイライン等と結構選択の幅があるのですが、快適性を求めた場合、「無難なクラウン」以外にはこれといった車がありません。
 その中で、わずかな国内市場向けに付け焼刃でこしらえた車や、主力となる欧米市場に合わせて作ったやたら幅広な車よりは、「アジア標準のセダン」を目指して設計されたティアナの方がジャストフィットで満足できると思います。  
 T社のセダンばかりを乗り継いでいる父親に、「たまには違った車もどう?」と勧めてみたい一台です。
満足している点
①美しい外観
 ミドルクラスの国産セダンの中では個人的にはピカ一のルックスだと思います。特に斜め後ろから見たフォルムはスマートで美しい。デザインを優先させながらも後席の居住性を確保してある点も良いです。
②コストパフォーマンスに優れる
 売れ筋グレードと思われる250XLは280万円、ベースグレードの250XEなら255万円です。それでいて、外観はもちろん、内装も落ち着いた雰囲気に仕上げてあります。同じ2.5Lで比較すると、クラウンロイヤルサルーンは370万円、フーガなら415万円にもなります。よく見れば、本木目や本革の使い方などに差はあるのですが、ちょっと見ただけでは100万円以上も差があるとは思えません。
 また、最近のこのクラスはアコード、カムリなど直4が多くなってきていますが、300万以下でV6に乗れるというお得感もあります。
 プレミオやブルーバード、シビックを買う予算に、あともう少し頑張ればこの車が手に入る。
 この「手の届く高級感」がこの車の最大の魅力だと思います。
 3.5Lも設定されていますが、コストパフォーマンスの良さがこの車の長所だと思うので、敢えて400万円以上の金を払って350を選択することはないでしょう。個人的にはXLもしくはベースグレードに必要なオプションを選択するのが良いと思います。実際の販売台数も90%以上が250系です。
③心地よいシート
 表面はふわっとして柔らかいのに、座ると沈みこまずに低反発のクッションが身体を支えてくれる感じがいいですね。長時間のドライブも疲れませんでした。表皮にも高級感があります。
④静粛性
 3000rpmまでの静粛性は良好です。今使っているレクサスGSと比べても遜色のないレベルです。さすがに4000rpm以上では官能的とは言えないエンジン音が目立ち、V6らしさが感じられませんでした。まあ、そこまで回して走る車ではないので実用上は十分ですが。
⑤余裕のトランクルーム
 家族4人分の荷物(ボストンバック4個+α)は余裕でした。開口部も広くて使いやすいと思います。今回は使いませんでしたが、トランクスルーで長尺ものも収納可能です。
⑥お財布に優しいレギュラー仕様。ロングドライブには助かります。
 ただし、欠点のところに書きましたが、できればもうちょっと燃費が良いとさらに良いのですが・・・
不満な点
第一印象としてはよく出来ている車だと思います。
数日間の使用では特に欠点はありませんでしたが・・・・
①キラリと光る何かが欲しいなあ
 値段の割には見栄えもいいし、良くできた優等生だと思います。家族や同乗者の受けもきっといいでしょう。でもコストパフォーマンスが高くバランスが良いということは、裏を返せば、「コレだ!」というモノが無いということになります。不満な点はあっても、やっぱりこの車しかないという、シビックTypeRやロードスターなどとは対極にある車だと思います。
 「木目調」のパネルも見た目は良くても、長く乗っているとやっぱり気になってきて、「少し無理をしても、××にしておけばよかったかも・・・」とか、助手席のオットマンが気に入って買ったけど、「ドライバーである自分には関係ないし・・・」となるかもしれません。
 他人に「いい車に乗っているね」と思われるのは確かに嬉しいのですが、ハンドルを握る自分にコレだ!という満足感が得られないのはオーナーとしてはちょっと悲しい気がします。
②後席のリクライニングができません
 パッセンジャーズカーとして作られているのであれば、後部座席にも「OMOTENASHI」の機能が欲しいです。
③もう少し燃費が良いと嬉しいのですが・・・
 カタログ燃費は10-15モードで12.0km/L。今回の走行での実燃費は約8.5km/Lでした。
 悪いというレベルではないのですが、例えば同じ2.5Lで比較すると、最近FMCをしたB4はAWDにもかかわらずカタログ値は14.0km/L。友人がマークXに乗っていますが、カタログ値は12.6km/Lとほぼ同じですが、街乗りで9~10km/L、高速を流せば14~15km/Lは走ります。走りには重きを置いていない車だと思うので、もう少し頑張って欲しいと思います。
④4WD車を選ぶと直4
 まあ、この車で4WDを選ぶユーザーは少ないとは思います。V6だから良い、直4だから悪いというわけではないのですが、ちょっと損をした気分。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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