日産 ティアナ 「「The 普通」を個性と捉えて愛せるか」のユーザーレビュー

Ko-Ga Ko-Gaさん

日産 ティアナ

グレード:XL(CVT_2.5) 2015年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
-
乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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「The 普通」を個性と捉えて愛せるか

2015.8.6

総評
L33現行型はアルティマと姉妹車とし、ティアナとしては中国で最初に発表されたゆえ
「日本市場を蔑ろにしてる、もう日産はダメだ」といった意見も散見されますが、
個人的には世界戦略車だからこその懐の広さ、完成度の高さは評価して良いと思います。
一応国内向けの生産は九州日産担当ですし、品質も問題なし。
とはいえ「市場特化」という意味では悪く言えばどうにも中途半端で、
「日本の高級車っぽい仕立て」にはもうひとつなのは確かですけどね。

それらも関係してか、(DNAとして「モダン・リビング」「OMOTENASHI」は
継承されているのを感じますが)「いたって普通の車」としか表現できないところに
落ち着いてしまっているのは、良い点でもあり悪い点でもあります。
逆に言えば、それだけ世界が求める基準がレベルアップしている、
明確主張しなくても戦える完成度の車に仕上がってきている、と捉えることもできますが…

全身に気合を入れてかっ飛ばすような、「いかにもな車好きのドライブ」ではなく、
大型客船のように穏やかに、道中も楽しみながら目的地を目指す、「ティアナ・クルーズ」。
クルマでのお出かけそのものが趣味の僕には、まさにピッタリな1台です。


さて、次はどこに行こうか。
満足している点
一番はトータルバランスですね。

ミニバンやSUVほど頻繁に人を乗せる予定は無く、そも自宅が機械立駐なので高さがNG。
じゃあ駐められるギリギリのサイズで、本体価格、維持費、運動性能、安全装備、
全てを俯瞰してみて、今の自分に最も合っているのがこの車でした。
2015年モデルから自動ブレーキも付きましたし、自分以外が乗る場合にも少しだけ安心感。

あと個人的には、車格のわりに最近の大型セダンにしては大人しめな外観と、
それに比べて複雑で流麗なサイドのプレスライン、大型のテールランプが気に入ってます。

慣れるとクラウンやスカイラインさえ小さく感じるほどのゆったりとした室内もポイント。
不満な点
前車がトヨタ車だった所為もあり、比べると細かい部分の気が利いてねぇなぁ…という印象。
運転席以外のウィンドウ開閉がオートじゃない、バイザーのチケットホルダーがない、
燈火類の交換が非常に面倒くさい、等々…

あと仕方ないですが、というかどうせサンデードライバーなので分かってて選んだんですが、
1,830x4,880mmという巨体は時々物理的に無茶がある状況が発生します。
最近では車幅1.8mオーバーの車種もそう珍しくはなくなりましたが、
お出かけのルートや自宅周辺の環境を選びそうな感じです。
まぁこれは室内の快適さとトレードオフなのでなんとも。
デザイン

-

走行性能

-

キャッチフレーズ「ティアナ・クルーズ」に違わぬ、必要十分+αのパワー感はあります。

今回VQ25すら廃され、前車もV6 3.5Lだったので単純比較では物足りなさは拭えませんが、
逆に4気筒のピックアップの良さと軽さ、CVTの成熟も相まって、巨体のわりに軽快です。
一方で高速域の伸びは決して気持ちいいとは言えませんが、
高速巡航は2,000rpm以下で粛々とこなしますし、加減速でもストレスはほとんどありません。

回したときの音色はさすがにV6には敵いませんが、
聞こえてくるエンジン音・排気音は不快でない程度に上手く調律されている印象を受けます。
低速域では裏方に徹していた静かなエンジンも、
速度を上げると少しだけ存在を主張してくるのがなんとも心地いい。
乗り心地

-

4気筒エンジンながら、オーディオ音量小さめでのアイドリング状態では
エアコンやオルタのプーリーの回転音のほうが気になるほど静かなのには驚きました。
正直HVの発する電気系のノイズのほうが、
耳に刺さる音質なぶん(音量は小さいのでしょうが)大分に不快です。
ロードノイズは純正装着がOEM専用のBluEarthということを考えれば及第点でしょう。

日本では高級セダンの部類だという先入観からいえば、
脚はちょっと硬すぎる感もありますが、気になるほどではなく適度に締まっていて、
このクルマでのドライブの楽しさをより引き出してくれます。
自慢のコネクトブッシュ後脚、常用速度域では純正脚にしてはしなやかによく動き、
広いトレッドとホイールベースが生み出す安定感もなかなかのもの。

L33のウリのひとつであるスパイナルサポートシートとやらもなかなか優秀です。
腰痛や筋肉のこわばりとは無縁!とまではいきませんが、
ゆったりと安心して身体を預けられ、疲れを感じても少し休憩に入れば回復する程度。
お出かけ用途のオッサンセダンにはよく合っていると思います。
積載性

-

VDA法で前車比2倍の広大なトランクが最大の決め手です。

前車では夫婦で2泊もすればお土産が後部座席に進出してくるほどでしたが、
今回は車弄りの部品を満載してもまだ余裕があるくらい。
先代より開口部も大きくなっており、出し入れもよりスムーズに。
燃費

-

エンジンの基礎設計は古いですが最新のリファインが施されているだけあって、
車格と排気量のわりには良いほうだと思います。
街乗りで10~12km/L程度、空いてる高速を大人しく走れば20km/Lが見えるくらい。

欲を言えばアイドリングストップ機能が付いてるとなお良かったですね。
「車両価格と性能と世界各地のお客様の満足度を天秤に掛けた結果」とのこと。
まぁ、前車(3.5Lハイオク仕様)比較で燃料費が2/3以上改善してるので充分ですが…
価格

-

故障経験
まだ納車されて3ヶ月・走行距離5,000km弱ですので今のところありません。

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