日産 ステージア 「いいクルマだと思うけど…」のユーザーレビュー

いいクルマだと思うけど…

2019.7.14

総評

パワーは申し分ないしエクステリアも古さを感じさせず、最初は非常に気に入っていた。
あとから押し寄せるトラブルの波さえなければ…

これまでいろんなメーカーのいろんな自動車に乗ってきたが、このステージアほど故障に悩まされたクルマはなかった。
個体差もあるんでしょうが…
自分が抱く日産のイメージを悪化させるきっかけになった、その意味で罪作りなクルマ。

満足している点

フルサイズのステーションワゴンは何でも積めて、戸棚などを他所で買っても普通に持って帰られる。積載で困ったことは一度もなし。

アクセルを踏めばどこまでも湧き出してくるパワー。第2東名を使って奈良と横浜を往復しましたがパワー的にまったくもって余裕、車重も相まって安定した走り。実に快適でした。
逆に言えば街中走行に向いていないクルマ。

シートは本革張りで質感抜群、インテリアは全体的に安っぽさを感じさせないつくり。

不満な点

購入した時点であちこちからギシギシ音。ステージアの持病の一つらしいが…せっかくの内装の高級感が台無し。

ドライブシャフトのブーツが破れた際、ディーラーで直そうとしたらドライブシャフトASSY丸ごと交換になると言われ、値段を尋ねると約10万円。
衝撃を受ける。

とにかく維持費が高くてたいへんだった。

デザイン

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走行性能

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2500cc・V6エンジンがもたらすパワー感は、ドライバーに一種の万能感を与える。おそらくエンジンが持つ本来の性能の半分も使っていなかったと思う。

シロナガスクジラのように長大なボディのわりには、意外と小回りがきく。

乗り心地

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積載性

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2列目シートを倒さなくても充分広いラゲッジスペース。仕事でもよく使ったが、呆れるほど荷物が乗るので助かった。

燃費

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買う前からわかっていたが燃費は兇悪なレベルで、5～6km/L。高速に乗ってもかろうじて10km/L前後。かつハイオクで大飯喰らい。
夏は恐ろしくてエアコンはほとんど動かしませんでした。

価格

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故障経験

書ききれないくらいある。一部を載せると──
１.買ってすぐにリアゲートの上から雨漏り。ウェザーストリップを交換してもダメ。結局自分でコーキング剤を隙間に充填したら治まった。しかし昭和の初期ならいざしらず、今どきの国産車で雨漏りなんて勘弁してほしい。
２.右リアブレーキから派手な擦過音。ブレーキキャリパーのピストンが固着してパッドを思い切り引き摺っているとディーラーでの診断。
オーバーホールを頼むと「できない。交換するしかない」の一点張りで、しかたなくヤフオクでキャリパーを手に入れ、街の自動車工場で修理した。
３.ある日突然、ATが１速に入らなくなる。おまけにトップギアにも入らない。一度エンジンを切ると正常に戻るが、しばらく走ると再発する。
ATユニット全部交換を宣言されてしまい、見積もると工賃含めておよそ30万円。
この時点で修理するのを諦めた。

燃料計の針がとんでもない位置を指すおかげでガス欠した…などまだまだあるのだが、すべてあげていけば本当にキリがない。それほどよく故障した。
２年間、ずっとどこかを修理していたような印象。