日産 スカイライン 「歴史的なモデルが最新技術満載カーに」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊藤 梓
伊藤 梓(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
4

歴史的なモデルが最新技術満載カーに

2021.9.30

年式
2014年6月〜モデル
総評
現代にもスカイラインが生き続けているところは、日産のこだわりを感じる。そこに最新の運転支援技術プロパイロット2.0が搭載され、より未来に目を向けたモデルになった。歴代のスカイラインファンからすると、テイストや方向性が変わってしまったかもしれないが、日本の最新のセダンとして先頭を切って走っているところはスカイラインらしいとも言える。
満足している点
センサーや高精度3Dマップなどによって、緻密な運転支援をしたり、条件下でのハンズオフ機能が使えたりと、運転支援技術に関しては現状でもっとも進んだ技術を体感できる。新しい物好きや、長距離運転が多い人などは、こういった運転支援機能を試すのも面白いかもしれない。
不満な点
最新型のスカイラインは、プロパイロット2.0にもっとも力を入れているためか、クルマ全体の完成度や乗り味などはいまひとつ。スカイラインというととても走行性能の高いモデルをイメージしてしまうので、運転してみて少し残念な気持ちになる人もいるかもしれない。
デザイン

4

クルマ好きに愛されている歴代スカイラインとはだいぶイメージが変わったが、モダンでスタイリッシュなデザインになっている。4灯のリアコンビランプに歴代のスカイラインをかろうじて感じるが、基本的には最新の日産のVモーショングリルなどが目を引くモデルになった。
走行性能

4

ハイブリッドモデルとガソリンモデルがあるが、いずれもV6エンジンを搭載しており、ややガソリンモデルの方がパワーがあるようなセッティングにされている。スカイラインというと高い走行性能を期待するが、最新型はごく普通のセダン。特別感やパワフルなモデルが欲しければ、400Rを検討した方がいいかもしれない。
乗り心地

4

同じセグメントのモデルと比較すると、平均的な乗り心地だと思う。ただ、タイヤからのザラザラ感が伝わってきたり、路面の凹凸をサスペンションが吸収しきれていない部分があったりと、やや乗り心地の硬さが気になるところも。
積載性

4

トランクにはゴルフバッグ4つ搭載することができ、セダンとしての用途をしっかり満たせる広さになっている。ただ、トランクルームの奥側に出っ張りがあるので、フラットになっている部分を上手く使う必要がある。
燃費

3

燃費は、10.0〜12.4km/L(WLTCモード)。ハイブリッドでもV6エンジンを搭載しているので、あまり燃費が良いとは言い難い。逆に言えば、燃費に大きな差がないので、試乗してみて好きなドライブフィールのモデルを選べるのはいいかもしれない。
価格

4

価格は、約435〜616万円。スカイラインというブランドネームは大きいが、クルマ全体の仕上がりに対してやや高い印象。高速道路などで条件が揃えばハンズオフでも運転支援してくれるプロパイロット2.0は搭載されているが、標準装備されているのはハイブリッドモデルのみ。ハイブリッドモデルは550万円以上がスタート価格で、他車と比べると燃費が良くないので、やはり価格は少し高めに感じる。
伊藤 梓
伊藤 梓
自動車ジャーナリスト
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。現在は自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。パーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関係の動画やトークショーなどにも出演している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
日産 スカイライン 新型・現行モデル

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