EVに関しては、ノルウェーが日本より進んでいますか？

Answer 1

ノルウェーは発電容量の97%が再生可能エネルギー。これに対し日本は22％。
そういう発電事情の国で、新車販売の40％がEV。昨年は軽自動車EVのサクラ/ekが売れた事で台数の比率は2％程度になった日本ですが、一昨年までは1％にも満たなかった日本。
比較する事自体無意味なくらい、EVの普及についてはノルウェーと日本では大差があります。

なお、ノルウェーがEVの先進国と言うと、必ず出てくる「産油国で他国に石油を輸出してCO2を撒き散らしてるくせに」。

不思議な事に、そういう人達はオーストラリアで褐炭から水素を製造し、日本まで巨大な専用船で運ぶ計画をベタ褒めしますね。「水素こそ有望！」と。褐炭からの水素製造は大量のCO2を排出しますが、オーストラリアで出してるんだから日本には関係ない、って事ですかね。

それから、日本の企業は輸出と海外現地生産を合わせて1千万台を超える自動車を日本国外で売ってます。その殆どがCO2を排出するガソリン・軽油燃料車です。ハイブリッドが、と言うでしょうが、ハイブリッドは燃費がいいけどCO2を排出している事に変わりはありません。しかも、ハイブリッドの比率が最も高いトヨタでさえ海外販売では全体の4分の1。残り4分の3はハイブリッドではありません。
さらに。
日本のCO2排出量は国別で見れば世界200ヵ国中なんと5位。しかも、排出量世界1位の中国、3位のインドより国民1人あたりの排出量は日本が多いのです。

そんな日本が「ノルウェーは石油を輸出して世界でCO2を撒き散らす身勝手な国」だなんて、恥ずかしくてどの口が言えるのでしょうね。

質問者からのお礼コメント

ご回答ありがとうございます。

Answer 2

EV先進国のノルウェーの情報は、
https://car-moby.jp/article/news/ev-shift-leads-to-disastrous-situation/
を見てください。

Answer 3

懲罰的な課税と完全非課税というアメとムチに加えて水力発電インフラの充実によりガソリン車よりEVの方が車両価格もランニングコストも安いとなれば、多くの人がガソリン車をやめてEVを選ぶのは当然のことです。
https://president.jp/articles/-/53685?page=2
とある試算ではノルウェーにおける1米ドルあたりの走行距離はガソリン車5マイルに対しEVは30~40マイルとなっています。
それを進んでいるとみるか、進む・遅れるとは無関係のそうなって当然のこととみるかは人それぞれです。

ちなみにノルウェーは自国が産出する石油の輸出によって得た金を税収の穴埋め(実質のEV補助金)に充てていることは別回答者の言うとおり。石油資源と不可分な関係にある公害も輸出しているという見方もなりたちます。

一方でいくら充電インフラが整備されても、充電に時間がかかりガソリンみたいに3分で満タンにならないという問題を抱えているのは世界共通でノルウェーも例外ではありません。まあ日本みたいに充電時間より順番待ちの時間の方が長いことも多々ある…よりはマシですが。

そんなノルウェーでも純ガソリン車＋純ディーゼル車のシェアは10%弱あります。おそらく純ガソリン車や純ディーゼル車でないと駄目な用途・EVでは代替できない用途に使われる車でしょう。

Answer 4

自分の手は汚さないってヤツです。

ノルウェーは、石油と天然ガスの輸出によって経済が回ってます。