車のラダーフレームってどんな仕組みですか？また他のフレームが存在しますか？

Answer 1

ラダー (ladder) は、そのまま「はしご」という意味です。

つまりは、ハシゴみたいな「井」桁に組まれた「床」ってことです。荷重を全てこのフレームで支えられることから丈夫で、上に乗るボディは選びません。

このため、トラックやオフロードクロスカントリー車など、強度が必要で上に荷物や作業機材などが積めるような車種で採用されます。

ラダーフレームに対するのが「モノコックボディ」で、その名の通り上物のボディまでが一体型となっていて、荷重を上のボディ全体で分散して支えます。

モノコックボディのメリットは、力を分散させるので各部を薄く出来るため軽量化ができるということで、乗用車ではメインに使われます。逆にデメリットは、大きな衝突では重要部位が歪むと元には戻らないと言うこと。

ラダーフレームは鉄の棒を組んだだけなので、衝突で歪んでも切って新たに溶接でくっつければ元に戻るのです。

このため、途上国の未開の土地などでは、切った貼ったして簡単に修理ができるラダーフレームのランクルやサファリなどが好まれるのです。

あとは、この両者の中間にある「鋼管フレーム」というのがあり、鉄の棒を車体の形に組んでその上からFRPなどのボディをかぶせる物があります。少し前のスーパーカーや、軽量オープンカーなどに使われています、少量生産モデルで採用されます。

Answer 2

＞車のラダーフレームってどんな仕組みですか？

上、ラダーフレーム・スズキジムニーなど
下、モノコックフレーム、ほとんどの車種