日産 オッティ 「悪くないが設計の古さは隠せない オッティは三菱からOEM供給される車種で、プラットホームはミニカの時代から改良はされていますがキャリーオーバーです。エ」のユーザーレビュー

悪くないが設計の古さは隠せない オッティは三菱からOEM供給される車種で、プラットホームはミニカの時代から改良はされていますがキャリーオーバーです。エ

2007.12.6

総評

悪くないが設計の古さは隠せない
オッティは三菱からOEM供給される車種で、プラットホームはミニカの時代から改良はされていますがキャリーオーバーです。エンジンも3G8Xシリーズは20年前後前の基本設計で改良を重ねていますが古さは隠せないところに来ています。このモデルは2代目となっていますが、先代と比べて大きく変わったのはインテリアとスライドドア車が追加されたくらいで、基本的には何も変わっていないので実質的にはビッグマイナーチェンジです。
そんな前置きを覚悟して乗ると、意外とライバルに負けず劣らずのレベルまで上げているのに感心しました。もっとチャチなイメージを持っていたのですが、ステアリングやシートに伝わるバイブレーションはがんばって消していますし（微振動はあるがトヨタパッソよりは小さい）、静粛性も軽自動車としてはまずまずです。走っているときのロードノイズもほとんど気になりません。インテリアは明るくて質感は悪くありません。ボディが四角く見切りがいいため運転もしやすいです。
試乗はベーシックな「S」で3速ATでしたが、市街地では3速であることはあまり気になりません。40km/h前後で3速に入ってからそれより上は3速が担当するわけですが、60km/hまでならそれほど騒音は大きくなりませんし、比較的低回転で走れます。ただ、それ以上の速度になると4速が欲しいなと思うでしょう。しかし、街乗り中心といった使い方なら3ATでもそれほど不満はないのかなという気がします。3ATは4ATに比べて変速がビジーにあまりならない利点がありますが、その分坂道などで4ATだと3速や2速に入って力強く登るところ、3速のまま粘ろうとして失速してしまうという瞬間がありました。ATの変速ショックは非常に小さいです。乗り心地はマイルドで硬さはなく、ヤワヤワするということもありません。
燃費のは今一歩。設計が古いSOHCエンジンと3ATではリッター13くらいといったところ。新開発のDOHC+DVVTエンジンにCVTのミラが同じ走り方で17～8に届く燃費なのに対して、大きく差があります。価格は割安と思われるかもしれませんが、減価償却が終わっているコンポーネンツを使用したクルマですので、もう少し安い価格でもいいと思います。ベーシックな「S」ならオッティを購入する意味もあると思いますが、もう少し高い上級グレードを買うのであれば、個人的にはモコの方が商品力が高いのでおすすめです。

満足している点

・ 四角くてボンネットの見切りがいいので運転しやすい
・ 明るくて価格に対して質感の高いインテリア
・ 街乗りのみならば3速ATでも必要十分だろう
・ 基本的な設計は古いがそれはあまり感じないレベルにはある

不満な点

・ SOHCでもDOHCでもいいのだがやはりエンジンの古さは隠せなくなっている
・ ミラなどに比べると燃費が良くない（おそらくマーチの方がいいだろう）
・ メカニズム的な価値から考えれば価格設定はちょっと高めに感じる
・ スライドドアはドアの開口部が小さく必要性はあまり感じない

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験