日産 リーフ 「すべてがレベルアップした!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
3
燃費
4
価格
3

すべてがレベルアップした!

2026.1.14

年式
2025年10月〜モデル
総評
リーフがSUVになっちゃった!……と新型リーフを見た瞬間に思ったのはワタシだけではないでしょう。これにはバッテリー重量増に対応するためのタイヤエアボリューム増大という理由もありますが、これまでのボディタイプであるハッチバックよりもSUVのほうが売れ筋だからという理由もあるのだとか。クルマとしての出来は相当よくなっています。大型バッテリーを積む「B7」の航続距離は驚きの700kmオーバーだし、走りもすっきりしていて好印象。内容を考えれば価格も決して高くないですしね。
満足している点
航続距離は長いし、新型は電費もかなりいい様子。充電速度も早まっているし、電気自動車としての利便性はかなり高まりましたね。日本仕様に関して褒めたいのは、全高は先代とかわらないこと(プロパイロット2.0装着車を除く)。全高を1550mmとしているからハイルーフ車用ではない機械式立体駐車場にも入庫できるんです。これは嬉しい。
不満な点
中身を考えれば割安と言える値付けではありますが……リーフってこんなに高いクルマでしたっけ? おや?
デザイン

4

新型になってかなり進化しましたよね。初代は「おや?」、2代目は「まあ普通になったね」という感じでしたが、3世代目は「クリーンで美しいんじゃない!」という印象。ちなみに猫背になっているのは、空力性能を最優先でフォルムが作られているからだそうです。余談ですが、床下を除くと徹底した空力処理に驚かされますよ。まるでレーシングカーみたい。
走行性能

4

加速に関しては「もうこれ以上要らないでしょう!」という印象。電気自動車だからスムーズだし、アクセル操作に対する反応がいいのも心地いい。このドライバビリティを知ったら、もうエンジン車には戻れません。コーナリングもスッキリと曲がる感覚が好印象。さすが“走りの日産”を感じさせる仕上がりです。
乗り心地

3

不快さはないですね。状況によっては電気自動車でありがちな「車体が重い感覚」を感じなくもないですが、気になるというほどではありません。
積載性

3

後席使用時の荷室容量は420Lで、一般的なCセグメントの2ボックスハッチバックをイメージすればいいでしょう。ゴルフバッグ2個を横方向に積めるように設計されています。床面は高さ調整(高くセットすれば倒した後席との段差がない)が可能で低くすれば天地高も十分なので、天井まで荷物を積み上げるような使い方さえしなければリヤウインドウの傾斜は気にしなくてもいいでしょう。
燃費

4

一充電での最大航続距離720kmは素晴らしいですね。これだけ走れば一般的な走り方なら長距離移動も安心でしょう。バッテリーの温度管理をしっかりおこなう制御をしつつ充電受け入れ性能も高まっているので高速道路移動時はサービスエリアで休憩するたびに15分ほど充電すれば、かなりバッテリーを温存できます。
価格

3

現在販売されているのは大型バッテリーを積む「B7」のみとはいえ、500万円オーバー。実際には全国的に89万円、住んでいる場所によっては状況によってさらに補助金(東京都なら75万円)が上乗せされるので実際にはそれより安く感じられるのですが……。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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