日産 リーフ 「2代目リーフの最終型は買いか?」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧)
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
3
燃費
3
価格
2

2代目リーフの最終型は買いか?

2025.9.3

年式
2022年12月〜モデル
総評
リーフはまもなくフルモデルチェンジが行われて3代目に移行する。現行の2代目は7年以上にわたって生産され、EVを身近な存在とした立役者でもある。その後、多くのメーカーからEVが登場し、日産からもアリアが登場して目立たない存在となりつつある。そんな2代目リーフの最終モデルの出来映えを、試乗を通して確かめてみた。
満足している点
ボディサイズが大きすぎず、全高も立体駐車場の利用が可能な1545mmに抑えられている。EVならではのスムーズかつ力強い加速、すぐれた静粛性は同クラスのガソリン車をリード。プロパイロットも搭載されており、高速走行のクルージングや渋滞路走行での運転がラク。室内空間の余裕も十分にあり、ラゲッジルームの容量と奥行きにも納得がいく。
不満な点
スタイリングに目新しさがなく、価格設定も意外と高め。航続距離も40kWhバッテリーで322km、60kWhバッテリーで450kmと、最新のBEVと比べると短めだ。インテリアデザインについても、センターディスプレイやインパネまわりのデザインは時代を感じさせるものとなっている。
デザイン

3

2ボックスのハッチバックデザインはすでに見慣れており、リーフだとすぐにわかる。が、もはや新鮮味はなく、スタイリングにもこだわるのであれば新型を待つのが賢明だ。新型はインテリアも一気にモダンな仕上がりとなり、上質かつ洗練された仕上がり。これからEVを購入しようと考えているなら、まずは新型リーフを見てから決めるべきだろう。
走行性能

4

エンジン車と比べると走りはスムーズそのもの。40kWhバッテリー搭載車でもトルクは3リッターガソリン車並みの300Nm以上を確保しており、アクセルを踏み込めば力強い走りが確かめられる。シリーズ中のスポーティグレード「ニスモ」は独自のチューンが行われており、レスポンスにすぐれた活発な走りはなかなかの心地よさ。ダンパーやタイヤの変更によるフットワークのよさもニスモの見どころだ。
乗り心地

3

標準仕様の足まわりは意外なほどしなやかで、快適性を重視したセッティング。これはオーテックも同様で、静粛性の高さもBEVならでは。ニスモは専用の足まわりだが、キビキビとした操縦性とフラットな乗り味を両立させており好感が持てる。リーフにも走りの楽しさを求めるならニスモがベストな選択肢だ。
積載性

3

後席を使った状態で435リッターの容量があり、フロアが低く天地があるのでかさばる荷物が積みやすい。6:4の分割可倒式の後席を倒すことも出来るが、フロアとの段差は気になるところ。
燃費

3

40kWhバッテリーを搭載する標準仕様は310〜320kmの航続距離(WLTCモード)が得られ、専用チューンのニスモは281kmとさらに短くなる。60kWhバッテリーを搭載するe+ならば450kmに伸びるが、最新のライバルと比べてしまうと標準仕様では物足りなさを感じてしまう。ちなみに2025年後半に登場予定の3代目には75kWhバッテリー搭載モデルもあり、600kmを超える航続距離を実現すると言われている。
価格

2

モデル末期となった2代目は400〜600万円弱の価格帯で販売されているが、最新のBYDやヒョンデと比べてしまうと割高な印象は拭えない。新型がどんな戦略的な価格で登場するのか興味深いところだ。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
日産 リーフ 新型・現行モデル

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