2025年10月
■2025年10月
日産は、電気自動車(EV)のリーフをフルモデルチェンジして、2025年10月8日に発表、同年10月17日に受注を開始した。
同年6月にグローバル発表された3代目となる新型「リーフ」は、これまでとは異なるクロスオーバースタイルに全面刷新。ファストバックスタイルのシルエットや空力を考慮しデザインされたホイール、電動格納式のアウトサイドドアハンドルやフラットな床下にいたるまで、徹底的に空力性能を磨きあげ、同クラスとしてトップレベルの0.26という非常に優れた空気抵抗係数(Cd値)を実現したと紹介されている。ボディサイズは、全長4360mm×全幅1810mm×全高1550mm、ホイールベース2690mmで、全長が110mm短くなった。
グレード構成は55kWhバッテリーを搭載した「B5」と、78kWhのバッテリー容量を備える「B7」で、まずは「B7」を発売。ベーシックな「X」と上級の「G」の2種類が用意される。パワートレインは、モーター、インバーター、減速機という主要な3つのコンポーネントを一体化した3-in-1構造とし、従来比でユニット容量を10%削減しながら、モーターの最大トルクを4%向上したという。「B7」には最高出力160kW(218PS)、355Nmを発生する電動モーターを備え、WLTCモードの電力消費率は「X」が130Wh/km、「G」は133Wh/kmで、WLTCモードの一充電走行距離は「X」が702km、「G」は685kmと公表されている。
サスペンションは、フロントにストラット式、リアにマルチリンク式を採用するとともに、日本の道路環境に合わせて専用のチューニングを施している。また、シーンに合わせて加速感や減速量を変更できるドライブモードに、加速と減速力を好みによってカスタマイズできるPERSONALモードを新たに設定。さらに、EVならではのワンペダル感覚を楽しめるe-Pedal Stepを備え、「G」にはパドルで回生量を調整できる回生ブレーキコントロールパドルを採用している。
エクステリアでは、6つの丸みを帯びた長方形で構成されたシグネチャーランプと一文字のセンターLEDアクセントランプを装備。リアには、Ⅱ三(ニッサン)パターンがあしらわれたLEDリアコンビネーションランプ(3Dホログラム)を備えている。
インテリアにおいては、CMF-EVプラットフォームの採用によりフラットなフロアと開放感のある足元空間、使い勝手のよいラゲッジルームを実現したという。インストルメントパネルは、横に広がるフローティングデザインとしている。インターフェイスには12.3インチの大型デュアルディスプレイを採用し、Googleの各種機能・サービスに対応した「NissanConnectインフォテインメントシステム」を搭載した。また、「G」にBoseパーソナルプラスサウンドシステム(10スピーカー、運転席用アナウンス)を搭載するとともに、日産として初となる調光パノラミックガラスルーフ(遮熱機能付)をオプションで設定した。
ボディカラーは、モノトーン5色、2トーン3色の計8色を設定した。
同日、日産の関連会社である日産モータースポーツ&カスタマイズは「リーフ」をベースにしたカスタムカー「AUTECH」を発表した。
今回発表された「AUTECH」は上級グレード「B7 G」をベースに、より高級感や特別感を高めたモデルだ。エクステリアでは、低重心とワイドスタンスを印象付け、スポーティさを演出するメタル調フィニッシュの専用パーツを車体下部に装備。フロントバンパーには、「AUTECH」ブランド発祥の地である湘南・茅ヶ崎の海にインスパイアされたデザインのアイテムを備え、海を進むボートの後方に生じる波のパターン「航跡波」をモチーフとした模様を取り入れたシグネチャーLEDや、海面の煌めきを表現したドットパターンのシグネチャーフィニッシャーを採用した。また、彫りの深い繊細な造形のスポークフォルムをダーク金属調塗装で仕上げた19インチの専用アルミホイールを装備している。
インテリアでは、次世代素材「テーラーフィット」のシートとシートベルトも合わせて、インテリア全体をブラック基調でコーディネート。また、シートやステアリング、インストパッドなどには、「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチを、インストバッドにはブルーパイピングを施した。
ボディカラーは、「AUTECH」専用のディープオーシャンブルー×スーパーブラックをはじめ、モノトーン3色、2トーン2色の計5色を設定した。
なお、「B5」は2026年2月頃の発表を予定している。
■2026年1月
日産は2026年1月29日、55kWhのバッテリーを搭載した「リーフ」に「B5」を追加して発売した。
今回新たに発表された「B5」は、2025年10月に先に発表されていた78kWhのバッテリーを搭載した「B7」がもつ室内空間の広さや運転支援技術などはそのままに、55kWhのバッテリーを搭載し、低価格を実現したモデルだ。一充電走行距離は最大521km(WLTCモード)。
また、日産モータースポーツ&カスタマイズは同日、カスタムカーの「オーテック」の「B5」を発表した。
■2026年7月
日産は2026年7月22日、「リーフ ニスモ」を設定し、発売した。
「リーフ ニスモ」は新型となった電気自動車「リーフ」をベースに、ニスモがもつモータースポーツ由来の知見を活かしたスポーツモデル。「駿足のインテリジェント スポーツクロスオーバー」をコンセプトに、ニスモ専用チューニングを施し、車両の大きさや重量を感じさせない“意のままで軽快な走り”を追求した。
サスペンションは、スプリング、スタビライザーに加え、メンバーブッシュの一部も専用化することで、サスペンション全体の剛性を向上させ、ステアリング操作に対するレスポンスを高めたという。
タイヤには、高いグリップ力と優れた操縦性を両立したスポーツタイヤ「ミシュラン パイロットスポーツ5」を採用し、軽量かつ高剛性なエンケイ製19インチアルミホイールを組み合わせ、操縦性と走行安定性を向上させた。
エクステリアでは、フロントバンパーにエアガイド機能を持つ専用のコーナーフィニッシャーを採用し、空気の流れを整えながらボディサイドに導くことで空気抵抗を低減。また、専用のドアロアフィニッシャーや、専用リアバンパー、後方かつ上方へ延長したダックテール形状のバックドアスポイラーにより、ドラッグの低減とダウンフォース向上を実現したそうだ。
ボディカラーには、「リーフ」で設定している4色に、ニスモロードカー専用色「ニスモ ステルスグレー」2色を加え、合計6色のラインナップとした。
インテリアは、パワーメーター、インストルメントパネル周辺のフィニッシャーやパワースイッチにニスモ専用パーツを採用。ナッパレザーのような触感の合成皮革素材「テーラーフィット」を使用したステアリングにはレッドセンターマークとレッドステッチ、前席シートにはレッドパーフォレーションやニスモロゴの刺繍を施し、特別感を演出している。