価格だけ高いマーチセダンと名乗れ
2012年10月に、中国で「サニー」として2011年初頭にデビューし、日本市場にやっとのことで導入された世界戦略セダ
2013.1.9
- 総評
- 価格だけ高いマーチセダンと名乗れ
2012年10月に、中国で「サニー」として2011年初頭にデビューし、日本市場にやっとのことで導入された世界戦略セダン。
しかしフタを開けてみれば解りやすく言うと「価格だけ高いマーチセダン」と言える仕上がりで、先代ティーダラティオから比較すると大幅なグレードダウンと言わざるを得ません。
まず、エンジンが中国・北米向けには設定がある1600ccHR16エンジンではなく、1200の3気筒エンジンのみの設定であること、しかもノートで高い評価を得ている「DIG-S」の設定もなし。これで150万円はないわ(--〆)
しかも走りの質感もマーチレベルで、格下のスイフトやスプラッシュのような欧州車的硬質な乗り味は到底望めず、高速域はフラフラして怖い。
そしてショボい内装の質感。タイ生産ならタイ生産で、同じくタイ生産だったかつてのフィットアリアのように、コストダウンをカバーできるアイボリーを効果的に生かした上質な演出が欲しかった。それに対しラティオはオールブラック内装で、ほぼマーチの内装をそのまま転用した感が否めない。室内の広さも先代SC11より後席空間が狭くなっている。
また配線剥き出しなトランクなど細部の作りこみにも荒さがあるようだ。
- 満足している点
- 5ナンバーであること。
取り回しの良い扱いやすいボディ
車体サイズの割に広いトランク
- 不満な点
- 1200のみしかエンジンがない。しかも「DIG-S」の設定すらない。
内装の質感が低すぎる。インパネ・ドアトリムが全て樹脂。シートの座り心地も微妙なうえ、縫製も雑。先代SC11のシートの出来が非常に良かっただけに顕著。
価格設定が高価超えて「詐欺!」マーチの価格の5万円高程度なら考えられるケド。。。
走りはマーチレベル。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験