日産ゴーンが逃亡して、今、日産が多量首切りしなければならない苦境ですが、 何か関係ありますか？

Answer 1

ゴーン時代初期頃に、車種の整理統合や工場の統廃合など大リストラを断行し、日産は苦境を脱しました。その代わり、短期的な利益が期待できないというのでストロングハイブリッドの開発が中止され、将来は一気に電気自動車に移行するという予測で、電気自動車全振り戦略を採りました。

ゴーン時代の中期頃にはリーマンショックがあり、主力市場の米国で消費者の購買力がダダ下がりになってしまいました。他社は販売台数を減らし、スズキなんかはアメリカでの四輪車販売から撤退しちゃったのですが、ここで日産は販売店に奨励金を出し、とにかく値引きして販売台数を確保する方針を採りました。

このため北米ではシェアを確保できていたんだけど、値引き頼りなので、しばらくするといくら売っても儲けが出ないのが常態化してしまいました。また、安売りしすぎたせいでブランド価値が棄損され、景気が回復したあとも北米日産には安売りの車を求める客ばかり集まるようになってしまいました。

日産は安売りのせいで儲けが出せないからニューモデルを開発する資金を出せず、新車がなかなか発売されない状態になってしまいました。

しかも、市場の中心がストロングハイブリッドに移行してきたのに日産にはありません。e-power車は北米の道路事情に合わないため、今のところ北米では販売できません。

そうなると、北米日産は既存モデルを余計に値引きして安売りするしかできず、やっぱり儲けが出ないから開発資金を出せず、ってことは新しい車を作れないから、結局は既存の車を安売りするしかなく、当然儲けが出ない→開発資金を出せない→新しい車を作れない・・・のサイクルに陥り、「あれ、詰んでね？」ということが分かってきました。

これはゴーンの戦略ミスだったんだけど、ゴーンは就任初期の功績が評価されすぎている上に、周囲にはゴーンにより高報酬を与えられてる役員だらけだから物申せる状態にもなく、結局ゴーンはズルズルと居座り続けて状況を悪化させ続けるばかりでした。

日産がどうにかゴーンを追い出す口実を探すうちに特別背任が見つかり、やっとこさ追い出せた時には手の施しようがなくなっていた感じです。

無能な日本の経営陣が優秀なゴーンを追い出したかのような回答が付いてるけど、ゴーンがルノーからも訴訟を起こされてることを忘れちゃいけません。

Answer 2

前の回答は何？
無能で検察に捕まるかっていうの。
ゴーン氏の逮捕の理由は横領です。

ゴーン氏の影響で苦境に陥った可能性もあります。
車種の整理し過ぎ。

Answer 3

クーデターを起こしてゴーンさんを追い出した人たちは
ゴーンさんに無能の烙印を押された人たちでしたね
そんな無能が経営陣として陣取って
有能な人たちが大勢退職した日産自動車
経営陣だけじゃなくデザイナーも居ないし技術者も居ない

もう10年くらいしたら中国資本に買い取られているかもしれませんね

Answer 4

ゴーンの時代に新型車の開発を一切しなかったことが今に響いている。