2008年3月
■2008年3月
マーチをベースに外観をクラシカルなデザインに変更した光岡のビュートが2005年9月、13年振りにフルモデルチェンジを受けた。初代ビュートは2代目マーチをベースにしていたため、マーチのフルモデルチェンジによって生産が中止されていたが、マイナーチェンジを受けた後の3代目マーチをベースにしたモデルに切り換えられた。ボディパネルをクラシカルなものに変更してし独特のクルマに仕上げる手法は従来のモデルと変わらない。丸型のヘッドライトを備えたフロントマスクはジャガーSタイプに似た印象を持つものとなった。また小さなガラス面積のリヤウィンドウも古いヨーロッパ車を思わせるものだ。手が加えられているのは外観回りが中心で、内装に関しては基本的にマーチのものがそのまま使われている。ベース車のマーチが車両サイズをひと回り大きくしたことでビュートもより広い居住空間が確保された。また、3機種のエンジンを搭載するモデルをラインナップしたり、そのうち1機種は4WD車とするなど、性能や使い勝手の面での充実化も図られ、クルマ本来に求められるファクターもより一層充実させている。2008年5月には、装備を見直すことで価格を大幅に抑えた12STを追加すると同時に、紙製のカタログを廃止し、インターネット上で電子的に配布する方式も採用している。同年10月にはLX系のモデルにリヤプライバシーガラスを採用するなどの改良を行った。