2015年9月
■2015年9月
光岡自動車はフラッグシップセダンであるガリューをフルモデルチェンジし、2015年9月4日に発売した。
光岡自動車では、完成車メーカーの市販車をベースにオリジナルデザインでドレスアップしたクルマを販売しているが、ガリューは現在のラインナップの最上級車に位置するモデルで、今回のガリューは5代目に当たる。
5代目ガリューは日産のティアナをベースに、メッキ処理が施された大きな縦型のフロントグリルやクラシカルな丸型のヘッドライトなどを採用する。正に威風堂々といった感じの外観デザインである。
ソリッド感を保ちながら同時に面が急激に変化してゆくフロントフェンダーは、膨らみのあるボリューム感がガリューの重厚さを演出する。フェンダーからリアへ流れるショルダーラインはウェッジを利かせた躍動感あふれるサイドビューを作っている。このようにクラシカルでスタイリッシュな印象を深めることで、デザインの深化を図っている。
リヤも縦型のテールランプを採用したほか、バンパー部分にもメッキのバーを配置することでワイド感を強調したデザインとした。
大型のグリルを備えたことで、ボディの全長はティアナに対して100mm延長された4980mmになったが、1830mmの全幅と1470mmの全高はティアナと変わらない。6色が設定されたボディカラーもティアナと同じである。
搭載エンジンは直列4気筒2.5リッターの自然吸気DOHCで、127kW(173ps)/234N・mのパワー&トルクを発生し、エクストロニックCVTと組み合わされる。
25ST、25DX、25LXの3グレードが設定され、ベースとなる25STを除いて自動ブレーキが標準装備され、SRSサイド&カーテンエアバッグも全車に標準装備されるなど、安全装備も充実している。