三菱 アウトランダーPHEV 「現状ではトップクラスのPHEV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

瓜生洋明
瓜生洋明(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
3
燃費
3
価格
3

現状ではトップクラスのPHEV

2025.3.3

年式
2024年10月〜モデル
総評
マイナーチェンジによって、PHEVとしての性能が大幅に向上した。その性能は、現状のPHEVとしては随一と言ってよいだろう。それと同時に、走りや乗り心地もさらに成熟した。このあたりは、三菱の一日の長が表れている部分と言えそうだ。
満足している点
EV走行距離が長く、日常的な利用においてはほぼBEVとして使用できる。また、走りも電気の強みをしっかりと活かしており、運転する喜びも感じさせてくれる。そのうえで、後部座席の乗り心地も優れており、非常にバランスの取れたモデルと言える。
不満な点
走りや乗り心地から得る印象に対して、フロントマスクが浮いているように思う。また、リアデザインが比較的控えめであることもそれを助長している。
デザイン

3

個性的なフロントマスクは好みの分かれるところではあるが、三菱らしさにあふれているとも言える。ただ、せっかくならリアもいかめしくしたほうが全体のバランスが取れるように思う。インテリアはエクステリアとは打って変わって上質な印象だ。特に、ステッチの入れられたシートやドアが好印象だ。
走行性能

4

大柄なボディであるにもかかわらず、鋭いアクセルレスポンスやシャープなハンドリングはまるでスポーツカーのようだ。マイナーチェンジではバッテリーが改良されたことで、より長い距離のEV走行を楽しめるようになったうえ、低中速域の加速性能も向上した。
乗り心地

4

そのいかめしいルックスからは想像もできないほどプレミアムなその乗り心地は、マイナーチェンジによってさらに磨きがかかった印象だ。後部座席でもその魅力は存分に味わうことができるが、3列目シートはさすがに足元が狭く、大人だと長時間の乗車は難しいかもしれない。
積載性

3

ボディの大きさから考えるとラゲッジルームそのものは特別広いわけではないが、必要十分なレベルと言えるだろう。3列シートの7人乗り仕様でも、シートを倒すことでフラットなラゲッジルームを作り出すことができるのはうれしいポイントだ。
燃費

3

自宅に充電できる環境が整っており、なおかつ1日の走行距離がEV走行でまかなえる数十km以内であれば、ガソリンはほとんど消費しないだろう。一般的に、ガソリン代よりも電気代のほうが割安であるため、お財布にも優しいと言えそうだ。ただし、ハイブリッド車として利用する場合、燃費はあまり良くない点には注意が必要だ。
価格

3

それなりの金額の補助金が得られるとはいえ、500万円を優に超す価格は決して「お手頃」とは言えないだろう。ただ、AWDやプレミアム・オーディオが全車標準装備となっていることなどを考えると、相対的なコストパフォーマンスは決して悪くない。
瓜生洋明
瓜生洋明
自動車ジャーナリスト
1987年生まれ。大手IT企業や外資系出版社を経て2017年に株式会社ピーコックブルーを創業。現在では平均年齢25歳のメンバーとともに毎月300本超の記事を配信している。愛車のボディカラーを社名にするほどのエンスージアストだが、新しいテクノロジーへの関心も強く、最新モデルは常にチェックしている。
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