三菱 デリカミニ 「本家デリカのDNAが濃くなった新型」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
3

本家デリカのDNAが濃くなった新型

2026.1.10

年式
2024年6月〜モデル
総評
キュートさのなかにたくましさが見え隠れするような、「やんちゃかわいい」フロントマスクが新鮮なスーパーハイトワゴン軽が、ついに新型にチェンジ。乗用軽最大級の室内長に、本家デリカD:5と同じ5つのドライブモードがダイヤルで切り替えられる機能を搭載。ますますデリカのDNAが濃くなった、頼れてかわいい新型デリカミニになっています。
満足している点
先代では車速20km/hまでのヒルディセントコントロールが搭載されていましたが、新型では車速が30km/h対応に拡大し、さらにきめ細かな制御に進化しています。クネクネとした急カーブが続く下り坂で実際に試してみると、20km/hでは遅すぎてアクセルを踏み足したくなってしまいますが、今回は27〜28km/hくらいをキープしてくれるのでペダル操作はクルマに任せて、ハンドル操作に集中しながらスムーズに走れる安心感を実感しました。
不満な点
先代の登場とともに、“デリカミニの化身”という設定のイメージキャラクター「デリ丸。」のぬいぐるみがテレビCMに登場して大人気となり、販売台数にも貢献。そのデリ丸。が引き続き人気なのですが、新型のデザインはバンパーの部分がデリ丸。の顔とはちょっと変わってしまったため、先代のようなシンクロ感が薄くなってしまったように思います。
デザイン

5

Aピラーの角度を立てたことで、ルーフが前方まで張り出し、全体のフォルムはよりスクエアでワイドとなっています。デリカミニのチャームポイントでもあるヘッドライトの半円形LEDポジションランプが大きくなり、凛々しさと可愛さが同居する親しみやすい表情が進化。さらにバンパーと一体化したダイナミックシールドはボディ同色となり、フォグランプがしっかりと両端を陣取って、力強さと上質感をアップしていると感じます。前後のスキッドプレートは大型化し、大人気のデリ丸。とはちょっと異なる形状となりましたが、立体感のあるDELICAロゴの存在感も高まって、本家デリカに通じるアウトドアイメージがしっかり強調されたデザインです。
走行性能

5

試乗した4WDは、三菱のテストコースでセッティングし、大径タイヤなど専用パーツを採用していたこだわりのモデルです。アクセルを踏み込んでいくと加速フィールがとても上質に進化した気がします。先代はエンジン回転がブンブンと元気に持ち上がり、ターボらしさが際立った印象でしたが、新型は低回転からリニアに一定で持ち上がるようになっており、加速と減速のコントロールしやすく、カーブ手前で減速して少しずつアクセルを開けながら再加速していくようなシーンでも、とても扱いやすいと感じました。
乗り心地

4

今回初めて、カヤバ製ショックアブソーバー「Prosmooth」を採用し、フロントでは高剛性のスタビライザーとベアリングを支えるナックルの採用、リヤではブッシュの配置変更といったサスペンションの改良を行ってきたというだけあって、カーブで絶妙に沈み込みながら最後はグッと踏ん張り、じわりと立ち上がっていく足まわりの懐深さを感じました。またフロントウインドウには軽初となる遮音ガラスを採用し、側方からのノイズを低減する二層遮音シートも取り入れていて、気になる音をよく抑えている印象でした。
積載性

4

地上からフロアの高さが2WDで590mm、4WDで620mmとやや高めにはなりますが、容量はたっぷり。高さが1080mmあり、後席を倒すと27インチ自転車も積載可能です。開口部はフロア付近がややすぼまっているのですが、樹脂ラゲッジボードとPVC後席シートバックで汚れにも強いのが魅力です。
燃費

4

スーパーハイトワゴン軽という空力的には不利な形で、マイルドハイブリッドをやめたのですが、2WDで19.5km/L(WLTCモード)というカタログ燃費を確保しています。4WDでは17.8km/L(WLTCモード)とやや落ちますが、燃費よりも走破性や安全性を重視する人向けだと思います。
価格

3

トップグレードのDERIMARU Package/4WDではついに300万円弱という高価格になってしまいます。ただ、快適装備や安全装備がしっかりと付いているので、軽自動車という枠を超えた日本の道路事情に合ったスモールカーという位置付けで、クルマ選びに妥協したくない人におすすめです。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
三菱 デリカミニ 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ユーザーレビューを投稿する

ユーザーレビューを投稿する

※自動車SNSサイト「みんカラ」に遷移します。
みんカラに登録して投稿すると、carview!にも表示されます。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示
carview!の最新情報をチェック!
Facebook
carview!公式Facebook
最新のクルマ情報をお届けするcarview!オフィシャルページ(外部サイト)

carview!公式X(旧Twitter)
carview!の中の人がクルマ情報をポストする公式アカウント(外部サイト)