現在のスバルはF1等、モータースポーツには興味ないんですか？

Answer 1

スバルは国内各社のなかでは、会社の規模を考えると相当頑張ってるメーカなんじゃないでしょうか

http://www.subaru-msm.com/
上記のスバル公式サイトによると、現在ワークス体制を敷いて参加しているモータースポーツは

・SUPER GT／GT300クラス：レース用の水平対向4気筒1.6Lターボエンジンを搭載した専用設計のBRZで参戦
・IRC：WRカーよりも市販車に近いマシンでの参戦を認めているラリーの1カテゴリ。WRX STIで参戦
・ニュルブルグリンク24時間耐久レース：おなじみのコースで開催される耐久レース。おなじくWRX STIでSP3Tクラスに参戦

このあたりが主なところのようです。

スバルはスポーツカーの開発にモータースポーツが大変重要であると考えているようで、WRC撤退後もこのように精力的に活動を続けています。特に去年のニュルブルグリンク24時間耐久レースではクラス優勝を達成し、おまけに総合順位でGAZOO RACINGのレクサス・LFA2台や山内一典氏のニッサン・GT-R（R35）を上回るなど驚異的な成果を上げています。

ではなぜ、WRCへ復帰しないのでしょうか？
資金的な面（全世界を10何か所も回る訳ですからそれだけでも大変です）も考えられますが、やはり「WRCがスバルの戦略に合致しなくなった」と見たほうがいいでしょう。
スバルの主力車種でもあるインプレッサはヨーロッパではCセグメントと呼ばれる車格に位置し、なおかつWRX STIは市販車の状態でも相当に高い動力性能を持っています。
ところが現在のWRカーは、ミニ・カントリーマン、フォード・フィエスタ、挙句の果てにはフォルクスワーゲン・ポロなど、インプレッサよりも車格が1ランクも2ランクも小さいAセグメントやBセグメントのクルマをベースとするようなレギュレーションです。
さらに昔のグループA規定とはことなり、現在のWRカー規定では元のクルマに戦闘力が無くても、改造の許容範囲が広いために全く別のクルマに造り変えることができるのです。今走りまわってるあのかわいいWRカー達も、中身は純レーシングカー並の代物に変貌しています。


市販車とガワしか似ていないようなクルマ（しかもエコが売れる時代にラリーカーだなんて！）をいくらいじったところで、実際に市販車にフィードバックできる技術はそれそのものを触っているよりも少なくなってきます。したがって、純粋に「モータースポーツを開発の場に」と考えるスバルは、WRCに出場するよりも、前述したIRCやニュル耐など（この2つも相当に過酷なカテゴリであることも付け加えておきます）により市販車に近いクルマで出ても開発の費用対効果はさほど変わらない、もしくは高いと判断したと思われます。

Answer 2

F1はもう懲りたから出ないでしょう
WRCにはいつか帰ってくるものと
信じています