クラッチを何回も踏むとクルマが気持ちいいんですか。彼のクルマはとっても古いクルマなんですけどレバーみたいのでギヤを変えるやつでギヤを変える時に、いつもクラッチペダルを二回踏んでます。

Question

父親がむかしマニュアルを乗ってたころは一回踏むだけでした。「どうして二回踏むの」と聞くと「シフトのときに二回クラッチを踏むとクルマが気持ち良いから長持ちするのさ」と言いましたが、クルマが気持ちいいなんてあるんですか。彼が乗ってるのはMGなんとかというクルマだそうです。

Answer 1

クラッチ後半部分はの駆動輪に合った回転速度で廻っています。
一方エンジン側である前半部分は減速比分速い速度で廻っています。
つまり速度は一緒でも低いギアでは早く、高いギアでは遅く回ります。
減速度を変える時は、例えば２ndから3rdに上げる時は、エンジンと減速機前半の回転数を下げる必要があります。クラッチを踏む時にはアクセルを離すので、上記の回転数は自動的に上がります。しかし、逆に3rdから2ndの様にギアを下げる時は、回転が落ち込んだエンジン回転数はクラッチ後半と差が大きくなり、ギア鳴きをしたりギアが入らなくなります。
クラッチ内部に回転がズレても無理に嚙合わせる機構をシンクロメッシュと称し、この装置のお陰でギア自体がかみ合ってくれます。
古い車はシンクロメッシュ（通称シンクロ）が無いので、アクセルを踏んで回転数を合わせないと、ギアが入らなかったので、クラッチを踏んで回転合わせをしながらギアをかみ合わせ、クラッチを離す操作が必要でした。
しかし単純にこの操作を行うと、内部のギアの回転数が全部、合うわけではありません。エンジン回転は上がりますが、質量の大きなフライホイルと称する部品は低回転のままです。この状態でつなぐと、フライホイルの回転慣性質量の性で一度回転が落ち込んでから再度加速するというギクシャクした動きになります。
これを防ぐためには
1⃣クラッチを踏む→2⃣ギアを３rdからニュートラルにして接続を切る→3⃣クラッチを繋いで、フライホイルの回転をエンジンにつなぐ。→4⃣アクセルを煽ってエンジン回転数を２ndギア時の状態に合わ、フライホイルの回転数も上げる。→4⃣クラッチを踏んでギアをニュートラルから２ndにかみ合わせる。→5⃣クラッチを離して駆動力を繋ぐ→6⃣アクセルを開いて加速する。
の６段階の操作を回転を合わせながらするのです。回転数が変わらないほど早く。
ピッタリと回転数が合って切り替え操作が出来た時には、滑らかに車が動き、それはそれは気持ち良いものです。
位階の変速で操作1⃣と操作4⃣の２回クラッチを踏むのでダブルクラッチと呼びます。
操作4⃣の時に出る排気音をブリッピング音と言い、切り替え時点を飾る音楽のように感じるほど気持ち良いものです。
最近のスポーツオートマは、マニュアルモードで低い減速比に切り替えた時に自動的にブリッピング音を出す車もありますが、これは偽物です。
また簡略化した操作でクラッチを切っている時にアクセルを煽り、ブリッピングもどき音を出す人もいますが、本来は上記の6⃣段階操作の筈です。自分は騙せません。
私も若いときには、直線路を制限速度で走りながら、練習で２速→３速→４速→５速→４速→３速→２速を繰り返していました。飛ばさなくても楽しいですよ。習得したら普段の通勤でもダブルクラッチで通っていました。
私はJZZ30ソアラの280PSでやっていましたが、MGもきっと面白いでしょうね。
ネックは燃費が極悪になってしまうことです。何事も楽しむには金は要るものです。
車もちゃんと回転数を合わせて変速してくれるから、気持ち良くて喜んでいると思います。流石MGオーナー、マニアですね。

質問者からのお礼コメント

クルマにやさしい行為だったのですね。親のはそこまで古くなかったし。

Answer 2

擬人法 です。
機械に対して優しい扱いを
していると言う事だと思います。

Answer 3

MGって古い車です。
ノンシンクロと言うタイプの変速機が付いているのでしょう。
この場合、Wクラッチと言って2回クラッチペダルを踏みます。
かなり、古い変速機です。
昭和40年には日本の乗用車もシンクロつきの車になっていたので、W
クラッチは不要でした。
私も市バスで子供のときに見たことはありますが乗ったことはありません。

Answer 4

Wクラッチと言う操作方法が有る
大型トラックが’良くやる
登りで速度が落ちて来るとシフトダウンしなくきゃいけなくなる
直接落とすと急激にエンジン回転が上がり駆動系に負担が掛る
そこで
一度ニュートラルに戻して
エンジン回転上げてから
再度クラッチ切ってシフトダウンすることで
ショックを無くす方法