メルセデス・ベンツ Gクラス 「EVモデルの野望がスゴい」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
2
積載性
5
燃費
2
価格
2

EVモデルの野望がスゴい

2024.12.25

年式
2024年7月〜モデル
総評
Gクラスである。もうそれだけで選ぶ理由は十分でしょう。先日、知り合いが人生で初めてGクラスに触れて「ドアは重いし(開閉時の)音が大きくてヤダし、乗り降りしにくいし、運転ポジションもなんか変。クセ強でちょっとやだなあ……」と素直な感想を伝えてくれたのですが、それらこそがまさに「Gクラスの個性」。Gクラスはそういったアクを求める人のためのクルマなんだと改めて実感しました。実は万人向けではないってことで、点数はそれを反映してつけました。
満足している点
“クセ強”の個性でしょう。Gクラスはクラシックなスタイルからして個性の塊。ドアの開き方から運転姿勢まで、すべて「古き良き時代」が貫かれているのです。それらに共感できれば買えばいいし、そうじゃなければ選ばなければいい。そういう話ですね。
不満な点
値段が高いこと。それ以外になにかありましたっけ? クラシカルな演出が好みに合うか合わないかは別問題として…。
デザイン

5

変わらないデザイン。それがすべてです。デザインがモダンになったらGクラスの存在意義が失われることはメルセデスもよくわかっているはず。だから2018年に車体設計を刷新した商品改良(という名のフルモデルチェンジ)時でも見た目は、「旧型と比べてもよくわからない」というほどしか変わらなかったというわけですね。点数はそんな個性を評価してです。
走行性能

5

ガソリンエンジンの最高峰となる「G63」はもちろん、ディーゼルエンジンを積んだエントリーグレードの「G450d」でも走行性能は十分。先日もオフロードコースを走ってきましたが、3つのデフロックを備えた強固な4WDシステムにより、悪路走破性も見事なレベルです。それにしても驚きは、Gクラス初となるEVモデル「G580with EQ Technology」の超絶性能。1基あたり「A180のパワーとC200のトルク」を発生するモーターを4基も組み込んだモンスターで、最高出力やトルクだけでなく最低地上高、アプローチアングル/デパーチャーアングル、さらに渡河可能水深といったオフロード走行性能なんかも「Gクラスの頂点」というとんでもないクルマです。そのうえ舗装路での加速は速いだけでなく繊細で、長距離移動さえしなければ「最強のGクラス」だと思わずにはいられませんでした。それって都市部での移動に最適じゃないですかね?
乗り心地

2

重い本格オフローダーですから、乗り心地まで求めたらバチが当たりますって。コメントは以上です。
積載性

5

もともとが軍隊(NATO軍)のために開発した小形の荷物運搬車ですからね。積載性能が悪いわけありません。ポイントは荷室形状で、床は完全にフラットかつ壁は垂直としたスクエアなキャビンスペース。おかげで一般的なSUVが苦手とする、大きな箱のような荷物も積みやすいのです。
燃費

2

期待しないほうがいいでしょう。そのうえで、燃料コストを気にするならパワートレインはディーゼル一択ですね。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べて燃費がいいだけでなく、軽油は燃料単価がハイオクガソリンよりも安いからです。ただ、自宅での充電を前提にするならEVモデルのG580がもっとも移動コストが少なく済むでしょう。そういう意味でも、G580って凄いなあ。
価格

2

ベーシックな「G450d」でも1824万円から。高性能ガソリン仕様の「G63」だと2820万円です。そんななか、もしかして「コスパ最高では!」と思わせるのがEVモデルの「G580」。2635万円と「G63」よりも安いんです。一般常識として価格が高くなりがちなEVであり、G63より高性能にもかかわらず、ですよ。これって凄くないですか?
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
メルセデス・ベンツ Gクラス 新型・現行モデル

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