メルセデス・ベンツ Gクラス (ハッチバック) 「Gとは？ ドイツ人が中心となって作り上げる自動車を、その生い立ち抜きに理解することは出来ないように思う。 形が似ているからといって、サラブレッドと馬場」のユーザーレビュー

Gとは？ ドイツ人が中心となって作り上げる自動車を、その生い立ち抜きに理解することは出来ないように思う。 形が似ているからといって、サラブレッドと馬場

2008.1.13

総評

Gとは？
ドイツ人が中心となって作り上げる自動車を、その生い立ち抜きに理解することは出来ないように思う。
形が似ているからといって、サラブレッドと馬場レースでソリを曳く道産子を同じ土俵で比較するのはナンセンス以外の何物でもない。
Gを理解しようという場合、メルセデスが各国の軍隊に納入することを強く意識した上で開発したといることを忘れてはなるまい。
そういう生い立ちである以上、その車に持たせる性能の優先順位は、乗用車とは異なる。ハイウェイでの乗り心地や静粛性は、当然のことながら二の次。前線で戦う大切な兵隊たちを、いかに数多く生還させるかが性能の最重要ポイントとなるはずである。弾丸を2，3発浴びて、その場に立ち往生するようでは、兵器として失格であろう。
Gに対して「遅い」とか、「うるさい」という評価をする人は、例えていうなら、JRAのG1レースで勝つために馬を買ったのだが、実はロバだった、というパターンなのかも知れない。だまして売りつけた人が悪いのか、本人の勉強不足が悪いのか・・・。
知識の豊富な人には、Gの魅力は間違いなく伝わる。知識のない人は、できるだけ早くGを誉めまくって高く中古車屋に売り飛ばすことだ。その方が本人のためになる。周囲も喜ぶ。この際、G1台でやり繰りしようなどというセコイ考えは捨てて、Sでも、SLでも同時に所有すればよいだけのことだ。速いし、快適なことは言うまでもないしね。

満足している点

シャーシ周りの凄さは、うなるばかり。
ジムニーのシャーシがオモチャだとすると、
ランクルは本格派プラモデル。
サファリは本物のコピー。
Gこそ、正真正銘の本物。
鉄を使いすぎなんじゃないの？と思うほど。間違いなく、一生乗れる。これだけコストをかければ、儲かるはずもない。メルセデスが、生産中止の弱音を吐くのも当然だ。
だが、そこはジャーマン魂。右ハンドルのラインを止めて、左ハンドル一本に絞ることで、品質を落とさずにコストダウン。さすがと言うしかない。

不満な点

重量。
丈夫さと引きかえなので、仕方がない。
ちなみに、私のGショートは、所有のサファリロングより100kg重い。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験