2021年4月
■2021年4月
メルセデス・ベンツ日本は、EQCに続く純電気自動車第2弾となる「EQA」の発表記念特別仕様車「EQA250 エディション1」の注文受付を、2021年4月2日に開始した。
同年4月26日には「EQA」を発表、同日より販売を開始した。
EQAは日本の道路環境下において取りまわしのしやすいサイズ(全長4465㎜×全幅1835㎜×全高1625㎜)、日常の使い勝手も考慮されたSUVタイプの電気自動車。
エクステリアは曲線を用いたクーペのようなフォルムを特徴とし、リヤエンドに向かってなだらかに下降していくルーフライン、上下方向にスリムなサイドウインドウを採用する。フロント中央にスリーポインテッドスターを廃したブラックパネルグリルを、リヤエンドには左右を繋ぐLEDリヤコンビランプを装着。ホイールは18インチの5スポークアルミホイールが標準となる。AMGラインを選択すると、フロントのブラックパネルグリルにハイグロスブラックのフレームとツインルーバーがあしらわれ、20インチのAMGマルチスポークアルミホイールが装着される。
インテリアは助手席前方のインストルメントパネルにバックライトを備えたスパイラル調のインテリアトリムを採用。タービン型のエアアウトレットやシートにはローズゴールドのアクセントが用いられるなど、スポーティな仕上がりを見せている。AMGラインにはレッドステッチ入りのレザーDINAMICAシートが採用され、オプションでブラックのレザーシートが選択できる。
フロントアクスルに搭載されるモーターは最高出力140kW(190ps)、最大トルク370Nmを発生し、前輪を駆動する。リチウムイオンバッテリーは66.5kWhの容量を備えており、WLTCモード422kmの航続距離を実現。効率的な回生制御も行われており、回生ブレーキは5段階の手動設定が可能だ。充電については6.0kWまでの交流普通充電、100kWまでの直流急速充電(CHAdeMO)対応する。バッテリーは前後アクスル間の堅牢なフレーム内に収められている。
テレマティクスサービス「メルセデス ミー コネクト」にはEV向けの専用プログラムが用意されており、充電ステーション情報や出発時刻やプリエントリークライメートコントロールの設定、エナジーフローや電費情報の表示、最大充電電流の設定などの機能が備わる。対話型インフォテインメントシステム「MBUX」では、従来の会話のほかに「充電ステーションを探して」、「8時までに車のクライメートコントロールを設定して」など、EV固有の機能に対応。さらに「エレクトリック インテリジェンス ナビゲーション」では、ナビゲーションのマップデータから得た勾配情報、充電ステーションの位置情報、車両の充電状況や気温情報などを総合的に判断し、どこで充電すべきかも含めた適切なルートを案内するという。