メルセデス・ベンツ Aクラス のみんなの質問

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ベンツとBMWは独立の自動車メーカーとして生き残れますか?

下記の生産台数ランキング(2011年)を見る限り、両社とも140~150万台で世界の10位内にも入っていません。
いずれ他メーカーの傘下に入るとか、合併するしか道はないように思います。

1(2) GM 米 903 万台
2(3) VW 独 816 万台
3(1) トヨタ自動車 日本 795 万台
4(4) 日産・ルノー 日仏 739 万台
5(5) 現代自動車 韓国 660 万台
6(6) フォード 米国 570 万台
7(7) フィアット・クライスラー 伊米 389 万台
8(8) プジョー・シトロエン 仏国 355 万台
9(9) ホンダ 日本 310 万台
10(10) スズキ 日本 250 万台
※日経新聞(2012年2月4日7面)

補足

ビジネスの環境が全く異なるファッションと自動車を単純比較するのは論理の飛躍ではないですか? 高級車に特化したプレミアムメーカー、というビジネスモデルは今後も成立しますか? 生産規模150万台では生き残りが難しい理由をもう少し詳しく教えてください。 PSAの苦境やホンダの低迷を見ていると、結果として400万台という数字はそれなりに正しかったのではないですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

>いずれ他メーカーの傘下に入るとか、合併するしか道はないように思います。

合併かどうかは別として、いずれ大掛かりな資本提携は避けられないでしょう。

ダイムラーは、すでにルノー日産グループと資本提携していますし、車台やエンジンの共同開発に着手しています。
水面下では、もう一歩踏み込んだ共同生産についても、交渉していると見られています。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420120928qtkz.html
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPTYE88R05Z20120928
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPTYE87M02620120823
さらに強化されつつあるEUの燃費規制(正確にはCO2排出量規制)への対応を考えた場合、大型サルーンに偏ったダイムラーの車種構成では早晩行き詰ってしまいます。それを見越してスマートやAクラスなど慣れない小型FF車に手を出してみたものの、思うような展開にはなっていないのが現実です。
ダイムラーに体力が残っているのであれば、フォーがマツダを、GMがスズキを一時傘下に収めたように、小型車に強みのあるメーカーを手中に収め、自力でフルラインナップメーカーとして生き残る戦略を採りたいところです。
しかし、クライスラーとの合併に失敗し、資金と時間を浪費してしまったダイムラーには、もう一刻の猶予も許されません。
ルノー日産と対等の形で資本提携したということは、自力での小型車開発に見切りをつけ、日産やルノーの技術を導入して小型車開発を進める道を選択したということですが、いずれは経営統合、というシナリオも現実味を帯びてきました。

BMWの場合、ミニや1シリーズがそこそこ成功し、ダイムラーに比べればまだ余裕がありますが、やはり将来を考えれば150万台クラブでは生き残りが難しいということは自らもよくわかっているはずです。BMWは、トヨタとの接近を図っていますが、これも先々の資本提携に含みを持たせたものです。
一方で、トヨタは経営危機に陥っているプジョーシトロエンにも触手を伸ばし、EU市場での足場確保の機を窺っているのですが、条件次第ではプジョーシトロエンを買収することも視野に入れているはずです。
BMWとしては、トヨタがプジョーシトロエンと手を結ぶのは避けたいところです。そうなってしまえば、もはやトヨタはBMWに興味を示さなくなってしまう可能性が高いからです。
BMWの創業家は確かに資産家ですが、その保有資産の大半はBMWの株式であり、BMWの経営が傾いたときに資金的に支えるだけの力はありません。

EUの燃費規制は、小型車、大衆車に弱いベンツやBMWの首を真綿で締め、他社との資本提携に追い込もうとしています。
もし、ダイムラーにプジョーシトロエンを救うだけの体力があったならば、トヨタよりも前に救済に名乗りを上げ、小型車のラインナップを手に入れようとしたでしょう。
しかし、もはやダイムラーにはそれだけの力は残っていなかった、ということです。

(補足)
EUの燃費規制によって、プレミアムメーカーのビジネスモデルには黄信号が灯っていると言えます。
儲かる大型サルーンを売るためには、あまり儲からない小型車も相応の数を売っていかなければメーカー別の平均値をクリアすることはできませんし、そもそも1台あたりの粗利の少ない小型車は、高級車よりもたくさんの数を売らなければ開発費を回収することもできません。
プレミアムメーカーに対しては、利益率最重視の商売から、薄利多売の要素を取り入れたビジネスモデルへの転換を迫っていると言えます。
粗利の高い高級車を中心に150万台売って経営が成り立っているメーカーが、全体の台数を維持したまま粗利の低い小型車の比率を高めていくと、固定費の負担がままならなくなって経営が成り立ちません。
では、150万台に小型車の100万台を加えて250万台にすればいいのかと言えば、そうもいきません。
100万台では小型車の開発費負担ができないので、小型車の生産規模を200万台とか300万台とし、全体として350万台とか450万台に持っていかないといけない(現にダイムラーがクライスラーを吸収合併した際、両社合わせて最低400万台の生産規模を確保しなければ生き残りは難しいとダイムラー自身が言っていた)のですが、それだけの生産体制や販売網は一朝一夕にできるものではありません。
いずれ、プレミアムメーカーは単独では存続できなくなり、小型車を多数売って平均燃費に余裕があるフルラインメーカーが、プレミアムブランドという形で展開する、つまりVWの中のポルシェ、アウディ、トヨタの中のレクサス、ルノー日産の中のインフィニティという形に収斂していく可能性が高いのです。
これから自動車メーカーが生き残っていくために不可欠なものは、環境性能に優れた小型車を合理的に生産する技術と、薄利多売に耐えうる生産、販売体制です。いくら高級車を作る技術に長けていても、燃費規制で満足に売れないのでは意味がありません。
ベンツやBMWは、これらの課題を他力本願で解決せざるを得ない状況に追い込まれていると思います。

その他の回答 (4件)

  • 生き残れる基準は...
    単なる「生産数量」なのかな?

    だったら
    ファッションの世界なんて
    「ユニクロ」や「H&M」
    以外は生き残れないんだ...
    例えばシャネルとかアルマーニなんかは...

    大体さぁ...
    アナタが第一位に書いている(日経新聞の記事?)GM
    自分では建て直しが出来ないほどに傾いて
    公的な援助で持ちこたえたメーカーじゃなかったっけ?

    意味の無い比較、ランキングだと思うけど...


    そうですか?

    世界中では貧富の差が拡大する一方
    少量生産では生産コストが上がって車両価格が上昇
    しても買える層、買う人は確実に存在するのでは?
    ブラント力は侮れないですよ!?
    服という機能、用途「だけ」でみれば
    ユニクロとシャネルも大した差は無い
    けど個々に確固たる市場での地位を確立してますよね?

    >高級車に特化したプレミアムメーカー、というビジネスモデル
    ...の面では、今後は厳しくなるかとは思いますよ
    だからベンツはA/Bクラスを作り続けているのだし
    新しいA/Bクラスは更にコストダウンと日産/ルノーとの共通化を
    進めましたよね?BMWは小型FF車両を現実に市販前提に
    開発中だし、CO2排出量に対しての罰金負担対策には
    燃費の良い(=排出ガス量の少ない)小型車で対応してますよね?

    >ベンツとBMWは独立の自動車メーカーとして生き残れますか?
    ご存知だとは思いますが
    両社共に過去も現在も軍需産業に深く関わっています
    三菱自動車もそうですが...
    PSAも自動車は苦境ですが、軍需産業に関わっていますよね?
    その辺りの事情も考えれば...生き残れるんじゃないですか?

    逆に
    ホンダなどは「市場での地位を確保する差別化された物」が
    今は無いように見受けられるので...厳しいのかなぁ?

    BMWは詳しくないけど
    ベンツは...新しいA/Bクラスは更に派生モデルが増えるし
    同じプラットフォームで日産からはハイブリッドが出るし...
    着々とコスト削減を進めて生き残る手段を確保していると思うけど
    その意味ではベンツは日産・ルノー連合に入るかも?

    ベンツやBMWの心配よりも
    日本車の方が心配...かも?
    かつての「壊れるコトの無い信頼性の高い車」であった日本車は
    作る側が終身雇用から派遣労働者に、安い海外生産部品の増加
    などで高品質=日本車、の図式が崩れ始めている...かと。
    中国や韓国、インド、タイやベトナムなどのメーカーの追い上げで
    価格面でのメリットは既に無く、信頼性までも無くしたら...
    日本メーカーを選ぶ理由が無くなる...のでは?

  • 【補足のご質問に】
    日本メーカは,韓国/中国メーカと同じ価格帯のクルマを作っているので,今後,プレミアムカーをつくらないと生き残れません。自動車技術は,それほどむずかしくないものであり,安いクルマは簡単に作れます。最近のヒュンダイのデザイン/技術は,すでに日本車より優れてものがあります。
    台数規模が生き残り条件であるのは,利益率が同じ場合であり,利益率が高い韓国/中国メーカの方が日本より生き残りやすい状態です。PSAが苦しいのは,振興地への投入が遅れていることです。ちなみにRenaultはPSAより悪い状況ですが,日産からの株の利益でかろうじて生き残っています。台数規模で残っているわけではありません。ホンダが苦しいのは,エンジンや変速機の流動性(第三者との取引)が無いからです。

    --------

    ●プレミアムメーカの合併の可能性は?
    ありません。
    企業でもっとも大切なことは利益率です。下記URLにある自動車1台あたりの利益をご覧ください。

    http://mitemite.de/market/doitsunews/Post/show/94/?cHash=ca963b56ce50bfd36fa19f2b44a99b38

    Porsche 16,826 Euro
    BMW 4,325 Euro
    Audi 4,242 Euro
    Daimler 3,621 Euro
    Volkswagan 916 Euro
    Toyota 845 Euro

    約10年前ですが,トヨタも,台数でトップに立つのではなく,ダイムラーのような高い利益率の会社になることこそ理想と語っていました。

    ●どうしてトヨタや日産=ルノーと提携しているのか?
    不得意分野での開発費の圧縮のためです。決して,得意分野まで含めての提携ではないことに注意すべきです。このあたりをごちゃまぜに考えると,とんでもない間違いを犯します

    ●BMWの狙い
    ★BMWが欲しいものは?
    下記の3つです。

    (1) 2モータハイブリッド … SUV用のハイブリッドシステム。ダイムラー=GM=BMWで開発していた2モード方式の開発が終了したため,類似のトヨタのシステムを購入したい。しかしBMWの主流のハイブリッド方式は1モータ方式

    (2) 燃料電池技術 … 遠い将来のため
    (3) モータ技術 … 将来,モータ内製時のため。現在の1モータ方式は変速機メーカがモータを調達

    ★BMWが売りたいものは?
    下記3つです。

    (1) 1.6~2.0Lディーゼル … PSAが安いフォード製に切り換えたため,台数確保としてトヨタを利用
    (2) CFRP … 軽量化のためのCFRPマスプロ技術をトヨタに有償供与したい
    (3) スポーツ車技術

    ●ダイムラーの狙い
    ★ダイムラーが欲しいものは?
    下記3つです。

    (1) 安い低排気量エンジン … A,Bクラスへ用エンジンを安価に調達したい
    (2) 安価なFF駆動用プラットフォーム … これもA,Bクラス用。別にダイムラーで開発する必要性はない。現在および前型Aクラスは,車体下部に電池を搭載するために独自開発した
    (3) 燃料電池技術および電気自動車技術 … 当分,主流にならないが,将来の投資を圧縮しておきたい

    ★ダイムラーが売りたいものは?
    下記3つです。

    (1) ディーゼルエンジン … 現在,ルノー=日産のディーゼルエンジンは,ルノーが開発していますが,技術的に劣っているため
    (2) 大型ガソリンエンジン … 日産のVQ,VKエンジンが古くなってきており,その更新
    (3) 大型車用プラットフォーム … かつてクライスラーに供給したように

    ●まとめると
    BMWにしてもダイムラーにしても,彼らの屋台骨を支える技術については,提携先から導入したり,共同開発するわけではなく,むしろ提携先に供給する構造になっています。
    欧州の燃費規制は,各社とも苦しんでいますが,特にプレミアムメーカが厳しいのは,技術力が劣っているわけではなく,燃費が悪い(=利益の大きい)大型車が多いためです。VWが厳しいのは,商用車が多いためです。トヨタや日産の平均CO2排出量が少ないのは,燃費の良い安い乗用車しか売れていないからです。もしトヨタや日産が今後,彼らのプレミアムブランド(レクサス,インフィニティ)を多く売ることになれば,ディーゼルエンジンやガソリンエンジン技術に劣った日本メーカの方が厳しくなります。
    トヨタや日産では,欧州流の過給機を使ったダウンサイジングのガソリンエンジンの開発をおこなっており,欧州より約10年遅れで投入することになります。

    簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

  • あなたの考えは、"400万台クラブ"という言葉が横行していた1990年代のものです。実際、当時は両社とも提携や企業買収に走りました。ダイムラーはクライスラーを併合して三菱や現代とグループを組み、BMWはローバーを買収しました。

    しかし、蓋を開けてみたらどちらもうまく行かなかったわけです。ダイムラーとクライスラーでは企業文化が違いすぎましたし、ローバーに至ってはパラサイト体質のとんでもない会社だった。高~い授業料を両社とも払ったんです。一方、当然のように業界のトップに君臨していたGMは本業ではない金融でつまづいて倒産したわけで、目先の数字よりもいかにまともな経営をしているかの方がずっと大切という、当たり前の結論に至って今がある。だから、今安易にあなたのようなことを言う人はいません。

    そうでなくともダイムラーは飛行機をはじめとしていろいろな事業をやっているし、何より商用車のメーカーとしては世界のトップです。BMWは莫大な資産を持つ創業家がバックに付いているはず。そう簡単には潰れませんよ。

  • 台数はともかく、利益はしっかり出してますし、ブランド価値が高いので心配ないとおもいます。他社と提携するばあいも、独立性の高い条件になるでしょうね。

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