マツダ RX-8 「手がかかるわがまま屋」のユーザーレビュー

手がかかるわがまま屋

2025.3.15

総評

普段使いもするスポーツカーとしては抜群だが、ランニングコストが高いのが難点。覚悟せずに買うと痛い目を見る。

満足している点

スポーツカーでありながら、4ドア/4シーターという異端のパッケージング、そこから来る抜群の積載性。ロータリーエンジンによる抜群のフィーリングと旋回性。

不満な点

ロータリーエンジンという特殊なエンジン故に兎に角手間とお金がかかる。

デザイン

4

4ドアだが、観音開きにすることで違和感ないクーペに仕上がっている。社外パーツも豊富でカスタマイズ性◎。

走行性能

5

想像の倍は曲がる。1.4tあるとは思えないほど地面を捉えた軽やかな走り。どこまでも回りそうなフィーリングのエンジンもあいまり、走っていてとても楽しい。

乗り心地

5

こういう性格の車に柔らかい乗り心地を求める人は少数だと思うのでその上での評価。純正足の車両には乗ったことがないのでずれた評価かもしれない。ただ、ロータリーエンジン故のエンジンの振動のなさはかなり感動するものがある。

積載性

5

観音開きドアのおかげでかなりの大型な荷物も乗る。噂によるとRX-8のパーツに関しては物コックボディ以外は全て積載できるらしい。実際F/Rバンパーとボンネット、サブカーのミラジーノのバックドアは積めた。リアシート背もたれ中央部はトランクスルーになっているのである程度細ければかなりの長物も載る。これで普段使いするのに積載量が足りないという人は3列シートのワンボックスとか、トラックじゃないと生活できないと思う。

燃費

2

極悪の一言。ある程度意識して街乗りしても8km/L程度。高速で満タンから空になるまでずっとフィードバック走行してやっと10.5km/L出るか出ないか。これ一台で生活するのは厳しいかも。

価格

3

50万円アンダーで200馬力越えのパワーと4人乗りを兼ね備えた車が手に入るといえば聞こえはいいが、大体そういう個体は調子を崩しやすいためコスパはかなり微妙。丁寧に乗っていても8万kmを越えてくるとエンジンの旬が終わり、10万kmを超えるとだんだんブローが見えてくるらしい。15万km走れたとしてもそこで約100万円のOH費用が必要になるので覚悟が必要。

故障経験

エンジンブロー