スカイアクティブディーゼル フルラインナップですか

Question

アテンザがクルマでいこうに出てましたが、すごいですね。実燃費１８ｋｍだそうです。あのサイズ
あのパフォーマンスでそれだけ走るんですか。しかも軽油は安い。アクセラの登場が待ち遠しいです。
当然プレマシーやビアンテも鋭意開発中でしょう。アテンザベースでMPVの開発やＭＰＶベースの
背高ミニバンもありうるでしょう。ｃｘ－７の復活やｃｘ－９の導入もあるかも。売れ筋の軽はOEM、
普通車はディーゼルと死角無しです。

売れるからそうしたくなるのはわかります。実際ディーゼルはマツダの独壇場ですから。でも過去には
バスにロータリーエンジンを積んだり、バブル期には３ロータリーや５チャンネル販売網で、コケました。
売れるうちに売って稼ぎたいのは、やまやまでしょうが、また失敗しないですか？なんだかんだ言って、
軽やA・Bセグメントくらいが、売れ筋かなと思うんですが。

http://dime.jp/genre/68096/

http://www.mazda.co.jp/philosophy/history/greatcar/p7.html

Answer 1

ヨーロッパで商売する以上、ディーゼルエンジンのラインナップは充実する必要があります。
よってディーゼルを拡大するのは現状では堅実な方法です。

マツダの基幹車種は基本的にグローバルモデルです。
デミオ(Mazda2)、アクセラ(3)、プレマシー(5)、CX-5、アテンザ(6)、ロードスター(MX-5)。
CX-5とアテンザは販売を開始しています。
残りの車種が今年からFMCしていくことになります。

これらのうち、ディーゼルが不要と言えるのはロードスターのみ。
Bセグメントのデミオはイギリスでこそガソリンエンジンしかありませんが、ドイツなどでは1.6Lディーゼルが売られています。
同セグメント・同価格帯のVWポロ(向こうではそうです)にディーゼルがあることを考えても、デミオですらディーゼルエンジンが必要と考えられます。
アクセラやプレマシーは言わずもがな。
つまり国内事情的なフルラインナップ云々ではなく、海外販売の事情からそれらにディーゼルエンジンを搭載する必要性があるわけです。

さて、国内で販売している他社が現在までディーゼル販売に消極的な理由の一つは、日本のポスト新長期規制に対応する手間・コストが必要なこと。
他の日本メーカーもヨーロッパではディーゼルを販売しています。
ただ日本の排ガス規制に適合するのには苦労が多く、その割りに販売に繋がるかどうか未知数であり、ハードルが高いわけです。
マツダのスカイアクティブDはEuro6/ポスト新長期規制に対応済みであり、NOx浄化装置が不要であることから、日本でディーゼルを販売するハードルは他社より低いのです。
既にCX-5とアテンザの販売によって日本でもディーゼルが売れることは分かっていますから、少なくともアクセラやプレマシーに搭載するのはおかしなことではありません。
アテンザが大型化したことから、それを嫌うユーザーの受け皿をアクセラが担うという面もあるでしょう。

ロータリーフルラインナップの問題は、燃費が悪いにも関わらず勢いに乗って車種を拡大したことにありました。
5チャンネル販売体制もまた、バブルの勢いで無闇に販売網を細分化したことにあります。
国内事情より、むしろ海外販売事情から望まれているディーゼルの搭載車種拡大とは性質が異なります。