マツダ MAZDA3 ファストバックハイブリッド 「日本で最も美しい5ドアスポーツカー(私見)」のユーザーレビュー

Schwarze Katz Schwarze Katzさん

マツダ MAZDA3 ファストバックハイブリッド

グレード:20S ブラックトーンエディション(MT_2.0) 2023年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
3
燃費
3
デザイン
5
積載性
5
価格
5

日本で最も美しい5ドアスポーツカー(私見)

2025.8.27

総評
今まで軽ワゴンばかり乗り継いできた私にとって、MAZDA3は日本で最も美しい5ドアの「スポーツカー」である。
私は運転の楽しさ以外に、クラッチによって自分の意志で駆動力を繋ぐ・切るをコントロールできる点、人間が先読みでシフトチェンジできる点でMT以外乗りたくないので、この価格でこの高級感、この操縦性のMT車をマツダが作り続けていることは奇跡とすら思える(欧州車は今やほとんどDSGかATだから)
満足している点
インパネのレザー使い、アナログメーター、マツコネの表示フォントにまで及ぶ上質で統一された世界観のインテリアデザイン。
今まで軽に乗り続けていたのでそれとの比較だと当然だが、エンジンもボディも大きく剛性が高く、あらゆる面で造りに余裕があり、装備も充実しており、高級感が高い。
2023年モデルからセンターディスプレイが10.25インチになり、表示が大きくなって劇的に見やすくなった。
不満な点
後方視界がよくないのは事実。
ただし、この車を選んだ人は私も含めてそんなことは百も承知で乗っていると思うし、私はカーシェアで1時間走っているうちに慣れた。前後の見切りが悪いのも360°ビューモニターやデジタルインナーミラーを装備していればほとんどのシーンでカバーできる。

ナビがタッチパネルではないことを問題にする輩もいるが、ブラインド操作でコマンダーに敵うものはないので、これも不満はない。マツダの設計思想は正しい(ただしCarPlayはタッチパネルが使いやすいと思うが)。
2025年の年次改良でCarPay/Android Auto利用時のみタッチパネル対応したが、MAZDA3の遠いセンターディスプレイに低い着座姿勢から手を伸ばしたい人がどれだけいるのだろうか? 身を乗り出すことになり危なっかしいと思うのだが。

MAZDA3は2Lを中心に車載通信機を装備するグレードがあるが、サイバーナビを使っていた身からすると、通信機能があるのにマツコネナビがスマートループ渋滞情報に対応していないのはもったいない。駐車場満空情報も2024年モデルからのオンラインナビしか対応していないし(オンラインナビがアドバンス2から値上げされたのも改悪)、そのオンラインナビもウチの2023年モデルでは使えない。
一見アップデートすれば使えそうなソフトウェア的な機能ですら、旧モデルへの適用をしてくれないのが残念。

2023年モデルから360°ビューモニターの画面切替操作が、インパネ右スイッチ押下での順次切替から、CX-60同様のコマンダーでの操作に変わった。右手で360°ビューモニターを起動し左手で画面切替を行うというのは、運転中に直感的に操作できず明らかに改悪である。コマンダーを使わせるのであれば、ビューモニター起動ボタンはステアリング上かせめてコマンダー付近にあって然るべき。

マツダがどれも同じ顔と批判する人がいるが、メルセデス、BMW、アウディ、ボルボもみんな同じ顔なのにそれを批判しないのはなぜ? デザイン統一によるブランドイメージ醸成のどこが悪い?
(MAZDA3の不満じゃなく、アンチマツダに対する不満だなこれは…)

夜間、センターコンソール付近が暗くて何も見えない。ここに純正オプションでもイルミネーションがないのはなぜ?

オートブレーキホールドの発進時のホールド解除がスムーズさに欠け洗練されていない。かなりデリケートにアクセル・クラッチ操作をしないと少し唐突な発進になりがち。
デザイン

5

MAZDA3の良さはデザインに尽きる。
美しいエクステリア、シンプルで上品・上質なインテリア、アナログ式を中心とするメーターデザイン。スッキリしたホワイトのメーターイルミネーション。マツダコネクトの表示フォントすら社外ナビに比べて美しさと上品さを感じる。マツコネ画面に表示できるアナログ時計もミニマルな美しさがある。このインテリアに囲まれてMTが運転できることに、幸せと高い所有満足度を感じている。
そして私がMAZDA3を選び、しかも15Sにしなかった最大の理由が、丸いフロントシグネチャーランプ(初代ハスラーも2代目N-ONEもそれが選んだ理由の1つ)。CX-30を候補から外したのも腰高というのもあるがこれが一番の理由。今後、MAZDA3のフロントフェイスが次期CX-5のようなデザインに変わってしまったら、きっと購入対象にならないだろう。
ホイールが純正で18インチと大きく、扁平率が低く、純正状態で欧州車並の攻めたツラ位置なのがカッコいい。
走行性能

4

SUVが世界的に人気だが、やはり操縦安定性の面では車高の低いクルマには敵わない。CX-30にも試乗したが、MAZDA3より地面に対して重心も着座位置も高いため、首都高のキツいカーブで外にグラッといきそうに感じるが、MAZDA3では低い重心が効いてそのようなことはなく、足回りが引き締められていることもあり地を這うように安心して走れる。

2Lエンジンは、あまり高回転まで回したくない自分の使い方ではパワー・トルクともに必要十分。回すよりトルクで加速したいので1.5Lにしなくてよかった。
乗り心地

3

カーシェアで借りたMAZDA3 15Cは、年式新しめで16インチにもかかわらず凹凸や段差で結構ガツンと腰に来て印象が良くなく、もし購入した場合はネオチューンやダンパー交換が必要かもと思っていたが、2023年モデルの20Sはそのようなことはなく、硬めではあるものの凹凸や段差でもショックの角は丸められて収束も良く、ディーラー試乗で営業氏に運転してもらって後席にも座ったが不快な跳ねや突き上げはなかったため不満はない。普段同乗する家族からも苦情は出ていない。15Cはサスペンションが違うのだろうか。バンプタッチさせることを前提としたサス設計になっているが、年次改良(特に2021年)で乗り心地は初期型よりも改善されているようである。
ただし、不快ではないと言っても硬めで路面の凹凸を良く拾うのは事実で、しっとりした上質な乗り味には程遠く、内外装の高級感とはかけ離れた乗り味になっている。

マイルドハイブリッドにより、アイドリングストップからの復帰はセルモーターではなくISGでエンジンがかかるため、クラッチを切っての再スタートで振動が少なくスムーズ。N-ONEではセル振動やバッテリー寿命を考えキャンセラーでアイドリングストップしないようにしていたが、マイルドハイブリッドのMT車はアイドリングストップを使ってもよいと思わせるシステムになっている(燃費改善には大して寄与しないが、停車時の静粛性は上がる)。12Vバッテリーがアイドリングストップ車用ではなく安価な充電制御車用で済むのも美点。
積載性

5

3人家族で、大きな荷物を積むことはほとんどないので十分。ゴルフバッグも載せないし。
燃費

3

平均9〜11km/L程度で燃費は良くないが、チョイ乗りがほとんどだし丘の上に住んでおり周囲は坂だらけなので最初から燃費は期待していない。
(N-ONEも良くて10~13km/L程度だった)
燃料タンクが51Lと大きく、他車種よりも航続距離が稼げる。
エアコンがマイルドハイブリッドの24Vリチウムイオン充電池で動くので、エアコンにパワーを食われて燃費が悪化しないのは良い。
価格

5

ウチの子は訳あり中古車のため年式を考えると激安だった。それでなくてもMAZDA3のインテリアの上質感はクラスを超えておりコスパが高い。
故障経験
自分の故障経験ではないが、ウチのクルマは骨格にイッてないため修復歴無しではあるものの、左フロントフェンダーから左リアフェンダーにかけてかなり派手に壊して一旦廃車となりその後修理された車だった(廃車代行業者による名義変更と即日一時抹消の履歴を車検証情報で確認)。オークション出品時の車両状態評価を見ると、左リヤドアは交換になっており、評価点3.5だった。
ただ、外装はキレイに修理されていたうえ走行距離は6,500km程度で内装も使用感がなく、フロアマット・ETC・純正ドラレコなど私がつけたかった純正オプションは全てついており、年式を考えると激安だった。

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マツダ MAZDA3 ファストバックハイブリッド 新型・現行モデル

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