CX-8のように後席ドアがヒンジであることのメリットはどんなところですか？

Question

Answer 1

あんまりないような気がします(笑)。ですから全長の長い3列シート車はほとんどがスライドドアになっていますよね。

・車体中央にあるスライドレールが無い。
これって車のデザイン的には大きいですよね。スライドレール用に穴が切ってあって、その中のレールそのものを隠すためにモノコックではない別の鉄板が必要になります。結果、鉄板の繋ぎ目とレール穴が目立ってしまい、あんまり美しくないです。エスティマやアルファードはウインドラインにうまい事隠していますが、確かトヨタの特許が絡んでいたはずです。

・室内高が取りやすい
スライド用のリンク部品は、ドアの一番上・中央・下の三か所にあります。スライドドアを閉める際に、上下の部品は室内に畳み込まれていく必要があります。そのためフロアは高くなり、天井はその分圧迫されます。それもあっていわゆる「ロールーフミニバン」（オデッセイやウイッシュなど）ではスイングドアが主流でした。

・軽い
スライドドアに比べれば。

・ドア内側を高級っぽくしやすい
スライドドアであれば、車体ギリギリで外スライドする必要があるので、ドアの厚さは限界ギリギリの薄さで、内装も水平基調で起伏の無いデザインにするしかありません。

・デザインの制限が少なめ
ボディ下側を丸く起伏を大きめにデザインしてもスイングドアなら成立しますが、スライドドアの場合は限度があります。

こんな感じでしょうか