車のエンジンなどに詳しい方に質問です。 バルブクラッシュする車両とバルブクラッシュしない車両とありますが、そのそれぞれのピストン形状の違いを教えていただきたいと考えています

Question

タイミングベルトがコマずれなどした際にピストンの頭にバルブの逃げ加工があるとおもいますが、あれの見分け方などありましたらご教授願います。

ちなみに私が所有しているロータスエスプリhc（1987）がコマずれしたと思うんです。
この画像がこの車両のピストンになります。バルブ逃げは見受けられますでしょうか？？

Answer 1

ピストンに設けられたバルブの逃げをバルブリセスといいます。

リセスを設ける理由は2つです。
1つはご質問のようなシチュエーションで、ピストンとバルブが接触しないようにです。
こちらは市販車のフェイルセーフとしてのものです。

もう1つは性能アップのためです。
排気行程で上死点に向かってピストンが上昇している間も、排気バルブは開いています。
上死点手前では吸気バルブも開き、吸入行程に向かうと吸気バルブがどんどん開いていきます。

この上死点前後がバルブとピストンが最も近寄る瞬間です。
高性能化を進めるとバルブの開く量(リフト量)や開く時間(作用角)を増やしますが、この事によりノーマルピストンではバルブと接触することがあります。

このときのバルブの逃げのためにリセスを設けます。

NAエンジンでは高圧縮化のために、ピストン頂部を盛り上げて燃焼室容積を減らします。
この場合もピストンとバルブが近くなるので、リセスが必要となります。

画像のマーキングした部分がバルブリセスです。

質問者からのお礼コメント

よくわかりました！
ありがとうございました！

Answer 2

バルブリセスがあったとしても、コマ飛びすれば、クラッシュします。
ピストントップを見ても分からないです。
LV220系のエンジンは、記憶では、1コマであれば大丈夫ですが、2コマだとクラッシュすると思います。
このエンジンは、テンショナの支点部分の軸が痩せてしまい、それが原因でクラッシュするケースがあります。
回転中のベルトを見ていると、だいたい分かりますが、
判別は、よっぽど経験を積んでないと厳しいかも知れません。

参考まで。

Answer 3

ロータスは芙蓉貿易の時代からメンテしています
質問内容を観て、マニユル・ブックを見ましたが、今始めて気付きました・・
マニュアルの中にはピストンの画像が1枚も有りません？？

関係する説明書きは、下のURL(ターボ仕様)位ですね・今になって驚きました。
エスプリは私の想像では日本デーラーよりも並行物の方が多いと思います。
恵比寿に有ったオリエンタルですね・・新規ガス検登録は私がやっています。

パーツの件はイギリスにショップを持っている友人がいるので、頼めば何とかしてくれると思います。

http://photozou.jp/photo/photo_only/3062269/268937964?size=1024#content

http://photozou.jp/photo/photo_only/3062269/268937970?size=1024#content

http://photozou.jp/photo/photo_only/3062269/268937971?size=1024#content

Answer 4

逃げ加工なの？ギリギリの圧縮を狙ってるのかと思ってました。

Answer 5

この様なピストンを、初めて見ました。
なんか、凄いです。

このピストンのリセス（バルブ逃げ）は大きく作られていますが、バルブ突きを起こす場合は、リセスが掘ってあるかどうかとは異なります。

Answer 6

バルブの逃げは殆どのエンジンに備わっていますが、クラッシュするかどうかは、バルブのリフト量も関係さてくるため、ピストンに逃げがあるからクラッシュしないと言うことではない為、ピストンの形状だけでは判断できません。