2023年3月
■2023年3月
レクサスは、新たにバッテリー電気自動車(BEV)専用モデルとなる「RZ」を2023年3月30日に発売した。
新型RZは、レクサス初のBEV専用車であり、レクサスがBEVを軸とするブランドへの変革の起点となるモデル。BEV専用プラットフォーム(e-TNGA)採用に加えて、バッテリーやモーターの最適配置による理想的な重量配分や低重心、軽量かつ高剛性なボディの実現により、車両の基本性能を大幅に進化させたという。また、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用。さらに、ドライバーにクルマの状態変化を自然に伝える音作りも追求している。
エクステリアデザインは、BEVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現。スピンドルグリルも、内燃機関の冷却などの必要がないBEVの機能的な進化や更なる空力性能向上を目指して、ボディと一体となった「スピンドルボディ」という塊感のある造形とした。レクサスの独自性を表現することに挑戦することで、新たなデザインの方向性とBEVらしさを両立している。
インテリアデザインでは、SDGsやサステナブルなモビリティを中心に考え、素材や装飾による伝統的なラグジュアリーな演出に頼らない洗練された空間づくりにこだわり、機能的本質を追求したシンプルな設えの中にも、モノづくりの細やかさや上質さを感じられる空間を実現したという。そのほか、パノラマルーフや輻射熱ヒーターを含めた空調の協調制御による高効率な暖房システムを採用している。
あわせて、発売を記念した特別仕様車「“ファーストエディション”」を、500台限定で発売。専用の配色を施した2種類のバイトーンボディカラーをはじめ、専用ブラック塗装の専用ホイールを装着した。インテリアでは、ステアリングホイールに専用の印字、センターコンソール部に専用のプレートをあしらったほか、オラージュとブラックの専用カラーを設定している。