2023年10月
■2023年10月
レクサスは、フラッグシップセダン「LS」を一部改良して、2023年10月4日に発表、同年10月16日に発売した。
今回の一部改良では、操縦安定性と上質な乗り心地のさらなる向上を図るとともに、先進性と利便性をより高める機能・装備を拡充。さらに、運転状況に応じて適切な操作をサポートするプロアクティブドライビングアシスト(PPA)など一部機能を強化している。
走りの面では、Lexus Driving Signatureを深化させるべく、ラジエーターサポートブレースを追加。また、フロントおよびリアサスペンションなどの締結において、締結工程を高精度化することで締結トルクを高めたほか、排気管サポートゴム(排気管を支える部品)の角度を見直し、走行中の排気管の振動を抑制。さらに、従来は2WD車に設定されていた後輪転舵角を拡大したダイナミックリアステアリング(DRS)をAWD車にも設定拡大している。加えて、乗り心地を優先したドライブモードセレクト「Comfort」モード選択時に、後席乗員が不快に感じにくいよう揺れを抑制する機能を追加した。
安全面では、最新のLexus Safety System +を採用。これには、状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようステアリング・ブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたセンサーを採用し、交差点などでの車両や横断歩行者/自転車との衝突回避を支援したり、ドライバーの脇見運転等をシステムが検知した場合に警告したりする「プリクラッシュセーフティ」などが含まれている。
さらに、高度運転支援技術Lexus Teammateの機能アドバンストドライブ(渋滞時支援)と、アドバンストパーク(リモート機能付)も採用した。アドバンストドライブ(渋滞時支援)は、自動車専用道路での運転において、渋滞時(0km/h~約40km/h)レーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシストの作動中に、ドライバーの認知、判断、操作を支援。並列駐車時の支援を拡大したアドバンストパーク(リモート機能付)は、バック駐車に加えて前向き駐車に対応し、車内からの操作で前向き/バック出庫を可能としている。
その他、12.3インチフル液晶メーターや前後方を記録するドライブレコーダーを標準で装備。また、専用のスマートフォンアプリをインストールすることで、この機能を有する車両に対してスマートフォンをデジタルキーとして使用可能とした。さらにHEVモデルには、新たに非常時給電システム外部給電アタッチメントを搭載している。