一昔前のドイツ車なんかは、とにかく頑丈で、衝突時の安全性等は、国産車とは比べ物にならないぐらい高いと思っていましたが、最近の事情はどうですか？

Question

新車で買える車体で比較した場合、メルセデス、BMW、トヨタ、日産など、明らかな差はあるのでしょうか？

漠然とした質問で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

Answer 1

まず、ボディ剛性が良い＝必ず安全ではないです。
イメージしてもらえばわかりますが、ぶつかっても何しても捩れない、凹みもしなければ中の人が大変な事になりますからね。

要は潰れるべき所がきちんと潰れ衝撃を吸収し、キャビンは人が潰れないようにするって事が大事なんです。

現在、試験結果はドイツ車も日本車も差がありません。試験結果は。

しかし個人的にメルセデスの安全性は別格だと思います。
何故なら実際に起こる事故は衝突実験と同じじゃないからです。
ぶっちゃけ衝突実験の内容は各社知ってますから衝突実験で良い結果が出るように作れば良いわけですからね。
あんな衝突実験の結果はあくまで目安なんですよ。

メルセデスは衝突実験以外にも実際の事故からデータを回収し、改良してます。

例として、メルセデスに角材が突き刺さるという事故が起きました。
車の設計、エンジンの位置、トランスミッションの位置などから、ちょうど角材が刺さった部分のみ他の部分より強度が無かったそうです。
この事故を受けてメルセデスは様々な部品の位置を変え、どの面であろうが同等の強度が出るように改良したそうです。

普通なら不運でしたね～で終わるこんな角材が刺さるという、なかなか無い事故にもかかわらず、対応、改良したと言うのは私はメルセデスしか聞いた事がないです。

これを聞くとメルセデスの安全性への思想の違いがわかると思います。

他にも現在付いてない車を探すのが大変なABSも元はメルセデスの技術です。
技術を広める為に特許は敢えて取らなかったそうですよ。

日本車がメルセデスのような対応をしたと少なくとも私は聞いた事がありません。

それからニュルブルクリンクでテスト中のＢＭＷの3と成瀬氏運転のLFAがぶつかり成瀬氏は亡くなりました。
これに関しては色んな意見がありますが、LFAの運転手が亡くなったというのは紛れもない事実です。
やはりＢＭＷの方が安全であったのかなぁという印象を私は受けました。

昔から成績優秀な学生に成績不良な学生が追いつき、追い越すのは非常に難しい事です。
成績不良な学生が勉強してる間に当然、優秀な学生も勉強してる訳ですから。
車も同じでドイツは日本より車作りにおいて一日の長があるのは確かです。

よくレクサスがＢＭＷを目標に作りましたっとか言うけど、基本的に目標物がある時点で目標は越えれません。目標に追い付くだけで大変な訳ですからね。

と言うことで、
やっぱり安全性に差があると私は思いますよ。

Answer 2

頑丈さが必要なのは人が乗る部分のみで
前後は意図的に潰れやすく作って衝撃を吸収するのが
今時の安全性です。
だから、安全な車ほど案外簡単に前とか潰れちゃうんですよ。

Answer 3

80～90年代のメルセデスはかなりボディー剛性は高かったです。その点は同じＥクラスでもＷ124とＷ210以降とでは格段に違います。上手く言いあらわせないのですが、私的にはＷ124を例えるなら鉄の塊にしなやかなゴムの足を履かせて厚い絨毯の上を走るがごとくの感覚です。他方Ｗ210以降は鉄の板を溶接した箱がウレタンフォームの上を走るような感覚でした。でも、それが時代の流れなのかも知れません。部品交換も昔の車はかなり細かい部分から交換できましたが今ではほとんどアッセンブリにての交換です。メーターの１つで数十万です。全て新品純正バーツを使ってのメンテナンスは現代の車はかなり高額になります。国産車も車作りに対する基本的な考え方は“軽く強く安全に”の三本柱は変わらないと思います。特に今の国産車の売りは高燃費に傾いているので軽い車体は必須項目になっています。そのため、例えば軽のスズキアルトは開発を急ぎすぎて、ミラに対して静粛性で負けてしまっています。(かなり騒音が回り込むそうです)国産の場合は全体的には一部の車を除き年月の経過に伴うボディー強度の低下(ヤレ感)は否めないと思います。以上、あくまでも私の主観です。