2019年6月
■2019年6月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「レンジローバー イヴォーク」を2019年5月30日にフルモデルチェンジ、同年6月1日より受注受付を開始した。あわせて、2020年モデルのみの限定グレード「ファーストエディション」を設定し、全17グレードをラインアップした。
初のフルモデルチェンジを受けた「イヴォーク」は特徴的なクーペスタイルのシルエットを継承しながら、「リダクショニズム(還元主義)」というデザイン理念に基づいて、よりモダンに感じられる仕上がりを見せている。
エクステリアは独特の傾斜したルーフラインとリヤに向かって上昇するウエストラインにより、レンジローバーファミリーらしさを強調。ドアパネルに格納されるデプロイアブルドアハンドルやシャープな印象を与える超薄型マトリックスLEDヘッドライトがデザインを際立たせており、「R-DYNAMIC」グレードには専用のディテールとコッパーのアクセントがプラスされる。ボディサイズは全長4371mm×全幅1996mm×全高1649mm、ホイールベース2681mm(イヴォーグ:欧州仕様)。ボディカラーには「ソウルパールシルバー」、「ノリータグレー」の新色を含め、全13色が展開される。
インテリアにもレンジローバーファミリーらしい作り込みが見られる。すっきりとしたサーフェスやマテリアルで丁寧に仕立てられ、10インチの2つの高解像度タッチスクリーンを用いた最新のインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」が備わる。シートカラーには新色の「クラウド」、「ディープガーネット」を追加したほか、従来のレザーに加え、耐久性にすぐれるウール混紡の「Kvadratプレミアムテキスタイル」、リサイクル素材を活用した「Dinamicaスエードクロス」、ユーカリ素材を使った「Eucalyptusメランジ・テキスタイル」、しなやかな風合いと高い通気性、抗菌性を特徴とする「Ultrafabricsポリウレタン」を取り揃えている。
電動化に対応する新設計のPTA「Premium Transverse Architecture」を採用、ホイールベースは20mm延長された。これによりリヤシートのレッグルームがトランクルームが拡張し、タブレットやバッグ、ペットボトルなどを収納するのに十分なスペースを確保。ラゲッジルームは472L(VDA方式)の容量を確保しており、40:20:40の分割可倒式を倒すことで最大1156L(同)までトランクルームを拡大することができる。
パワーユニットはディーゼルターボと2タイプのガソリンターボでいずれも2.0リッターの4気筒となる。ディーゼルのP180は最高出力132kW(180ps)/最大トルク430Nm、ガソリンのP200は147kW(200ps)/320Nm、P250が183kW(249ps)/365Nmを発生する。
路面状況に応じて最適なサスペンション、トランスミッション、トラクションなどの車両設定を自動で行う「テレイン・レスポンス2」を初搭載。車両の走行状況をモニターし、必要に応じて前後のトルク配分を調整、同時に燃費を向上させる「アクティブ・ドライブライン」および「エフィシェント・ドライブライン」も採用されている。
離れた場所からクルマの情報を確認、操作できる「リモート」を標準装備し、スマートフォンのアプリを車両のタッチスクリーンから操作できる「InControlアプリ」、最大8つのデバイスに接続可能な4Gの「Wi-Fiスポット」、快適な移動をアシストする「ナビゲーションプロ」など、Android AutoやApple CarPlayにも対応している。また、フロント下180度の視角を確保する世界初の「ClearSightグラウンドビュー」も設定された。
■2020年11月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ラグジュアリー・コンパクトSUV「レンジローバー イヴォーク」に、フルモデルチェンジ後初となる特別仕様車「50th コレクション」を設定して、2020年11月2日に150台限定で受注を開始した。
「50th コレクション」は、「レンジローバー」の誕生50周年を記念したモデル。「Rダイナミック S(ディーゼル)」をベースに、ドライバーアシストパックやブラックエクステリアパックなど、多彩な先進装備を搭載した。
ボディカラーは、ユーロンホワイト、サントリーニブラック、ソウルパールシルバー、フィレンツェレッドの4色を設定した。