2008年4月
■2008年4月
2001年のフランクフルトショーで初公開されたムルシエラゴ。日本でも同年の東京モーターショーで公開されるとともに、2002年2月から販売が開始された。ディアブロに代わるモデルであると同時に、アウディ傘下に入って最初のモデルとなる。ディアブロを継承したデザインは、一目見てランボルギーニとわかるエキサイティングなもの。官能的ながらも男性的な力強さが感じられる。インテリアはレザーシートを基本とし、コクピット感覚のスポーティなものだ。搭載されるエンジンは当初はV型12気筒6.2リッターだったが、2006年に発売されたLP640で大幅な変更を受けている。車名のLP640はエンジンを後方に縦置きに搭載することを意味するLPと出力の640psを示す。V型12気筒のDOHCエンジンは6.5リッターに排気量アップされ、フルタイム4WDと6速MTによって最高速は実に340kmに達し、0-100mをわずか3.4秒で駆け抜ける実力を持つ。LP640ではエンジンのほか、サスペンション、ギヤボックス、エキゾーストシステム、ブレーキ、エレクトロニクスといったあらゆる面が見直されたばかりでなく、インテリア、エクステリアも変更され、クラストップに君臨する究極で最速のスポーツカーに仕上げられている。カーボンセラミックのブレーキローターがオプション設定されるのは大きな注目点だ。2007年1月からの07年モデルでは全車にETC機器が標準装備。2008年7月には09年モデルが発売された。