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ジープ チェロキー 「日本のJeepでは上から2番目に位置するSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西村 直人
西村 直人
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
4
走行性能
3
乗り心地
4
積載性
3
燃費
2
価格
3

日本のJeepでは上から2番目に位置するSUV

2022.1.17

年式
2014年5月〜モデル
総評
手頃なボディサイズと求めやすい現実的な価格、そして走破性能。これをSUVに求めるユーザーは世界中に多い。よって激戦区となるわけだが、チェロキーはJeepブランドであることがとても大きなアドバンテージだ。日本仕様のチェロキーは右ハンドルなので国産車からの乗り換えでも困らない。
満足している点
JeepのSUVが欲しいが、ラングラーなど本格的なモデルはハードルが高い、かといってグランドチェロキーやグランドチェロキーLでは大きすぎる……。そんなユーザーにチェロキーはぴったりだ。2.0ターボ、2.4lNAと自動車税も安価だし、1860㎜の車幅であれば車庫もそれほど困らない。最小回転半径も5.8mに収まる。
不満な点
オンロード走行が多い場合には、Jeepの本格的な4WD性能を持て余すことになる。具体的には燃費性能が悪化してしまうデメリットが上げられる。駆動方式に電子制御クラッチを用いてFF方式で走るものの、走行抵抗がやはり大きいのか、1760kgの車両重量が効いているのか伸び悩む。
デザイン

4

無骨なラングラーに対して、チェロキー、そしてグランドチェロキー、そして先頃、日本での発表されたグランドチェロキーLは乗用車ライクなデザインを採用する。とはいえ、前後オーバーハングは切り詰められ、悪路走破性能の指針のひとつ、ランプブレークオーバーアングルもしっかり確保されている。
走行性能

3

直列4気筒2.4lのNAエンジンと、2.0lターボエンジンを用意する。試乗したのは2.4lモデルだ。177PSと特筆すべきはないものの、トルクは低回転域から太く(最大値は229N・m)、9速ATとの組み合わせにより不足ない。5000回転を超えるとパワーの伸びが減ってくるが、6500回転あたりまでスッと回転を上げていくのでストレスはない。
乗り心地

4

意外なまでに乗用車ライク。17インチにオールシーズンタイヤによる乗り心地は滑らかだった。また、ステアリング操作に対してスムースにロールが立ち上がっていくので快適。オフロードに特化したSUVのなかには、切り始めが鈍感で、ある領域からグラッとロールして不快な思いをするモデルもあるが、チェロキーは身体にぴったり寄り添う乗り心地だ。
積載性

3

全長は4665㎜と短めながら、2列5人乗りなのでラゲッジルームはわりと大きい。全幅が1860㎜とワイドであること、そして室内高も高めであることからかさばる荷物も積み込みやすかった。取材時はカメラバックに大きな三脚や脚立があったが、フロア高こそあるもののフラットなフロアなので積み込みやすかった。
燃費

2

ここは残念ながら期待できない。WLTC値で10.5㎞/lだが頻繁なストップ&ゴーが続く場面では7㎞/l台にまで落ち込んだ。一方、信号の少ない北海道の郊外路では10㎞/h台まで回復。レギュラーガソリン対応なので、多少の燃費悪化はカバーできるものの、マイルドハイブリッドなど電動化のサポートが欲しくなる。
価格

3

2.4lモデルは459万円からとサイズやクラス、そして頼もしい悪路での走破性能を考えれば妥当な価格か。Jeepは各モデルとも中古車市場で安定したプライスをつけているので、下取りに出す際には期待が持てる。その意味でもこの価格帯には納得できる。ターボエンジンは506万円で用意がある。
西村 直人
西村 直人
自動車ジャーナリスト
WRカーやF 1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。
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