ジャガー XJシリーズ 「無駄が良い 親が新車からいまだに乗っていて私も良く乗りました。 この車はイギリスの紳士が上品に乗る車なんだと思います。 最近は中古で誰でも買える値段に」のユーザーレビュー

無駄が良い 親が新車からいまだに乗っていて私も良く乗りました。 この車はイギリスの紳士が上品に乗る車なんだと思います。 最近は中古で誰でも買える値段に

2009.7.11

総評

無駄が良い
親が新車からいまだに乗っていて私も良く乗りました。
この車はイギリスの紳士が上品に乗る車なんだと思います。
最近は中古で誰でも買える値段になりましたが、
この車をカッコ良く乗りこなすには結構大変だと思いますね。
｢ガキはBMWかアウディでも乗ってろ｣、
そんなことを車が言ってるかのようなオーラを感じます(笑)。
加速がどうのとか、室内空間が狭いとか、
そんな実用的なことを言ってはいけない車です。
ボンネットは長いけどスカスカのエンジンルーム、
ルーフは長いけど室内は狭くて足下がやたらと狭かったり、
色んな所に｢無駄｣があります。
この｢無駄が良い｣んです。
最近の電子制御満載の車ではないので、
自分でメンテナンスできる車ですし、
外車にしては故障は少ない方だと思います。
とはいえ、国産車より修理代を含めた維持費は高いですから、
年間50～100万くらいの修理代は簡単に支払えるくらいじゃないと、
長くはつきあえないかもしれません。
この当時の最低限の安全装備はついていますし、
あえて言うと、横滑り防止装置がありませんが、
ゆったり乗る分には必要ないでしょう。
自分である程度メンテナンスの知識がある人なら、
長く乗るにはもってこいの車だと思います。

満足している点

乗り心地は柔らかい中にも腰があるしっとりした独特のモノです。
うねった路面でも上下に揺さぶられることはないし、
サスがしっかり動いているのが分かります。
レグノ等の重めのタイヤを履いてもしっかり履きこなせます。
(軽いタイヤに比べればバタつきますが。)
｢コノリーレザーや木目パネルがなんたらかんたら｣ってうんちくが言われるのも納得の内装。
木目パネルは木目が左右対称になるように用いたり、
ジャガーならではの｢こだわり｣があります。
この車は、出来れば直6の4リッターが良いです。
BMWの直6にも勝るとも劣らない音質やフィーリングの中に、
何ともジャガーらしいゆったりした感じがあるエンジンです。
これははまったら好きになる音でしょう。
今時4速ATはモノ足らない気がしますが、この車にはこれで十分ですね。
0-100kmは8秒程度は最近の車にはかないませんが、まあまあでしょう。
燃費は、街乗りで6.5～7km/L、
高速でダラダラ乗って10～12km/L、
かっ飛ばす気になりませんが、
そこそこかっ飛ばしても3600回転で180km出ますから、
8km/L前後は走ります。
壊れても｢ジャガーだから｣で許せてしまう。
国産しか知らない人には永遠に理解してもらえないでしょう。
故障などの多少の不安はあるものの、
実用車として十分使える信頼性はあります。

不満な点

内装は40系が若干変わった程度なので古くささがあります。
後期型の丸みを帯びた内装の方が長く付き合えそう。
若い人が乗っていても身分不相応にしか見えないと思います。
50過ぎたくらいで乗っていてちょうど良い車。
お金があっても30台では似合わない車ですね。
短所が長所にもなってしまう車なので、
あえて短所は書きにくい車です。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験