2016年1月
■2016年1月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンはFタイプ(コンバーチブル)に新グレードを追加するなどの変更を加えた2015年モデルを2014年1月31日に発売した。
2015年モデルのFタイプ(コンバーチブル)にはV型6気筒3.0リッターのスーパーチャージ仕様エンジンを搭載したFタイプSが追加された。このエンジンは280kW(380ps)/460N・mのパワー&トルクを発生する。リッター当たり127psの強力なエンジンだ。このエンジンによりFタイプSは、0-100km加速が4.9秒、最高速度は275km/hという加速性能を持つ。
また、FタイプSは、Fタイプ(コンバーチブル)の3グレードの中で唯一、静止状態からの最適な加速を実現するダイナミック・ローンチ・モードを備えるともに、メカニカル式のリミテッドスリップデフが標準装備される。
2015年モデルではほかに、インテリアカラーラインアップの変更やオプションとしてカーボンセラミック・ブレーキパックが追加が行われた。
同年11月20日には安定した運転を実現する電動パワーステアリング(EPAS)や、Meridian社製770wサラウンド・システムなどを標準装備した2016年モデルの受注を開始した。
あわせて2016年モデルをベースに、ジャガーのブランド・アンバサダーを務めるプロテニスプレイヤーの錦織圭選手とともに開発した特別仕様車「ケイ ニシコリ エディション」を発売した。限定台数は錦織選手が2014年シーズンにおいて自己最高となる世界ランキング5位を記録したことを記念して、各モデル5台(5×7車種35台・コンバーチブルは5×2車種10台)。
2015年4月1日には軽量オールアルミニウム・ボディに、5.0リッターV8スーパーチャージド・エンジンと8速クイックシフト・トランスミッションを搭載し、最高出力575PS、最大トルク680Nmを発揮する特別仕様車「プロジェクト7」の受注を開始した。なお申し込み受け付けは2015年4月17日までとなっている。
2016年1月6日には2017年モデルの受注を開始した。
■2016年6月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガーF-TYPE(Fタイプ)に2017年モデルの最上級グレードとなる「F-TYPE SVR」を2016年6月1日より受注を開始する。
オールアルミニウム製のボディにはジャガー史上で最大となる最高出力575ps、最大トルク700Nmを発生する5.0リッターV8スーパーチャージドエンジンを搭載。8速ATにトルクオンデマンドの全輪駆動(AWD)システムのインテリジェントドライブライン(IDD)を組み合わせることで、ジャガー史上最速となる0-100km/h加速3.7秒、最高速度(リミッター作動)314km/hの性能を発揮する。
エクステリアは大型のフロントエアインテーク、専用のスプリッター、エアロダイナミックウイングなどを装着。空気抵抗を抑えながらダウンフォースを増大し、効率的なエアフローによる冷却効果を実現して、すぐれた操縦安定性を実現している。
車両の軽量化と同時にボディ剛性の強化も図られ、チタニウムとInconel合金を使用し、16kgの軽量化を実現したエグゾーストシステムを採用。専用デザイン20インチ鍛造アルミホイールは13.8kg、カーボンセラミックブレーキ(オプション)で21kg軽量化など、極限まで無駄な部分をそぎ落としている。
インテリアは高いホールド性とラグジュアリーな雰囲気を演出する「SVR」バッジを配したキルティング加工のパフォーマンスシートを装着。さらにアルミニウムコーティングを施したシフトパドル付きレザーステアリング、イルミネーション付きステンレススチールのトレッドプレートがさらなる個性を引き出している。
同年10月1日にはSVRを除く全グレードの価格改定を行った。