いすゞ ウィザード 「古き良きバブリーな車」のユーザーレビュー

古き良きバブリーな車

2025.3.30

総評

燃費が気にならなくてテイストが気に入れば、意外とよい車。

満足している点

V６の上質なフィーリング
ボンネットの見える、適度に四角い視界
現代の肥満したくるまを考えれば、それほど大きすぎない
ボディ剛性、ロードノイズを含めて静かな空間
ミニマルなデザインがカッコいい

不満な点

なんといっても燃費
3.2L・・・200㏄なんとかならんかったのか
排気量からも維持費がかかる

デザイン

4

余計な装飾がなくて、素直にカッコいい。

走行性能

5

そっとドロドロと這うように流すこともできるし、踏み込めば高回転高出力DOHCのような咆哮と十分な加速力も味わえる。
高速100km/h巡行はジェントルで極楽そのもの。

乗り心地

2

クロカンの素性が時々現れる。やはり荒れた舗装路では乗用車のようなしなやかさは薄い。
しかし、大きな轍を右左折するようなときは、フレーム入りのボディの剛性か、タイヤボリュームか、やわなSUVよりガシッといなして頼もしい面もある。

積載性

5

後席は思ったほどにはレッグスペースはない。無いといっても、十分だが。
その分、荷室は長い。
フルフラットにして車中泊をしてみたかった。

燃費

2

車体の大きさ・重量やパワー、ラダーフレーム付きの本格SUVと考えればレギュラーガスで７km/Lは極悪とまではいえないが、どう工夫してもしなくてもほぼ安定して悪い。個人的には２１５匹の馬を飼い続ける甲斐性はなかった。

価格

1

今日のガソリン高で、次に買う人がなかなかいないらしく、買取価格は残念なほど叩かれる。

故障経験

自慢のTOD（トルク　オン　デマンド）のエンコーダーの信号エラーと思われるCHECK TOD警告灯が点滅することが時たまあった。
実際には4駆にはなっていると思うけれど・・・４駆にならない４駆かもしれない不安・・・では意味がない。トランスファーは手動シフトでもいいので、枯れた確実なものでありたい。