ホンダ S660 「車輪が4つ有るバイク」のユーザーレビュー

戊辰の役は政見の異同のみ 戊辰の役は政見の異同のみさん

ホンダ S660

グレード:α(CVT_0.66) 2015年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
5
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
5
積載性
-
価格
-

車輪が4つ有るバイク

2025.10.13

総評
21世紀にこのクルマを発売してホンダには敬意しか無い。
確かにソリッドな刃のようなbeetから見れば日和ったと思われる方もいると思う。
かつて私の青春期にABC軽スポーツと言葉があった。
あれから30年近く経過し時代は変わった。
不便が楽しく、カッコ良いという時代を思い出させてくれるクルマ。
それがS660なのだろう。
満足している点
運転の楽しさとは何か?に明快な答えをくれるクルマ。
昨今のクルマに求められる、どれだけ快適に多くの搭乗員を目的地に届ける事が出来るか?と言うテーゼを真っ向から否定するクルマである。
しかしクルマに対して一家言を持つドライバーは乗って数秒でニヤリとする事だろう。
社外から聞こえるサウンド、ハンドリング、タイトなインテリアは調教された「スポーツカー」とは一線を画する。
現在の大勢が求めるクルマを欲するなら絶対買うクルマでは無い。
しかしクルマに運転というエクスタシーを求めるなら買うべきクルマであると言える。
不満な点
2025年に売れているクルマに求めているものが多数ある人から見れば不満だらけであろう。
「不満」や「不安」があるなら買うべきクルマでは無い。
乗り心地、静粛性、乗り心地。
全てを許せる人かドMなエンスー気質のある人しか買ってはいけない。
小生は後者であり、そして前者である変態なので不満は無い☺️
デザイン

5

誰にも似ていないと言うキャッチのクルマがかつてあったが、まさにそれが当てはまるクルマ。
直感的にカッコ良いかと言われれば、そうでも無い。
しかしMR故の強みを活かしたデザインはオラオラ感がデザイン主流となって今では異能だ。
しかし、ミライのクルマに憧れた筑波博覧会世代には刺さるデザインではないだろうか。
走行性能

5

ノーマル状態を知らないのでなんとも言えないが、コーナーでの安定感・・・と言うかクルマが「もっと踏め!」と言ってくる感覚すら憶える。
と言ってもメーターを見ればそんなハードなスピードでは無い。
言うなればヨカナーンを惑わせるサロメのようなものであろうけ・・・
ヨカナーンになれば待っているのは哀れな死だが、エスロクは予兆が分かる。
絶対的速さは無い。
しかし、楽しさが何処までも共存するクルマである。
乗り心地

-

ノーマル状態を知らないので何とも言えないが、ホイールベースの短さからして乗り心地を論じるクルマでは無い。
積載性

-

積載性?何のことですか?というレベル。
このクルマは車輪が4つ付いているバイクなのであり、荷物を積む事を想定していない。
どうしてもと言うならオープンを犠牲にして屋根上BOXを付けるか、ラックキャリアを検討すれば・・・
燃費

-

軽自動車として平均的なリッター17キロ程度。
燃費を求めるクルマでは無い。
価格

-

中古車で購入したので新車価格については何とも言えないが、これほど金のかかった、そして楽しいクルマが200万円以下で購入できる事がEU圏から来た友人に言わせれば異常との事🤪

故障経験
今の所無し。
ただ、アイドリング時の振動が若干有るのでイグニッションコイル交換をする予定。

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