四輪車で空冷エンジンというのはコスト的な問題で不可能なのですか。 それとも空冷では排ガス対策が技術的に不可能なのですか。

Question

S660なんですがあれが空冷ならすごいパフォーマンスアップできると思うのですが。
クーリングファンは必須ですがラジエーターも不要だしエンジンも軽量化できます。
暖房はヒートポンプでできるはずです。
技術的には可能だけどアクティのエンジンなので、そういう構想すらなかっただけですか。

Answer 1

過去に各メーカーさんが作ってますけど、均一な冷却、当時キャブレターで気化を希薄な混合気でするのにマニーホールドの温水化で改善とかで水冷とか、冷却フィンの温風をヒーターに取り入れるので古くなると臭い臭いがするとか言われてました。
燃焼式ヒーターを載せていたのもありました。
今の技術力で作れると思いますが、排ガスの問題(新しい時は大丈夫、使用経過での問題)、
エンジンの耐久性の問題、が考えられます。
昔のスーパーカー並みに色々とメンテしないと維持できそうにないです。
YouTubeとかで軽自動車にリッターバイクのエンジン載せているのやってますが、市販車で出たら面白いと思います。

質問者からのお礼コメント

物知りさんのはずなのに（他の一部の）エアコンで暖房できるのを知らないんですかね。むかしラムダっていうクルマで実在したんですけどね、始動してすぐに暖房できた。

Answer 2

コストも何も排ガス規制
に対応出来ませんし
最高出力を諦める事に
なりますね。
オーバーヒートしないように
思いっ切りディチューンして
20馬力とか30馬力程度に
すれば作れるかも？

空冷ポルシェは名前は
空冷だけど実際には
油冷もしてました。
そのポルシェも
排ガス規制に対応
出来なくなり最終的に
水冷に移行しました。
そもそもポルシェは
排気量が違い過ぎるし
水平対向エンジンです
比べる相手ではありません。

因みに空冷ポルシェは
エキマニの余熱で
暖房するシステムです。
どうせなら そこは
真似しなくちゃ！
ヒートポンプなんて
ナンセンスでしょう？
せっかくの軽量化が
無駄になります。

Answer 3

排ガス規制をクリア出来ません。
ポルシェ911の空冷エンジンがどんどん巨大化したのは
北米の排ガス規制に適合させるとパワーダウンするので
排気量アップで辻褄を合わせた結果です。

空冷エンジンは構造上シリンダーをサイアミーズに出来ず
水冷よりボアピッチの広い間延びしたエンジンになります。

ホンダ1300はエンジン外周をアルミ鋳造のダクトで覆ったので
同じ排気量の水冷より重い本末転倒なエンジンになっています。

Answer 4

ポルシェ９１１みたいなイメージをお持ちなんですね
カバーで囲って冷却ファンで強制空冷も有りかな

排気ガスの問題は触媒を何個も繋いでクリアーってところでしょうか

本田技研の御大が空冷にこだわってなかなか水冷エンジンの自動車を発表できなかった話は有名ですよね

Answer 5

空冷では馬力を出せないよね。
すごいパフォーマンスアップが出来るって何故そう思うの？

大きな空冷ファンが必要になるでしょうね。排熱をどこへ出すの？
小さな軽四くらいなら良いかも知れないがうるさいエンジンになるよ。
低速、状態時の冷却は一番の問題だね。

Answer 6

メリットよりデメリットの方が大きいからです。
確かに冷却水やラジエーター、ウォーターポンプやクーリングラインが無い分、軽量にもできるし金額も安くできるでしょう。

しかし空冷にするとエンジンの冷却が間に合わなくなります。
特に今の時期（夏季）は気温も高く冷却が間に合いません。
またエンジンルームも囲われておりエアフローが良くありません。
エアフローを良くしたければ空気が通る穴をアチコチに開けなければならないでしょう。
エンジンむき出しのバイクでも空冷は冷却性能が足りない状態ですよ。
なのにエンジンを囲われている車で事足りるということはありえません。

それらを考慮すると重くても高くても水冷の方が最終的なメリットは大きいので水冷となってます。

Answer 7

全ての走行条件において、
理想とするエアフローを得るのは不可能でしょう

要するに冷却性能的に劣る（安定しない）という事です

Answer 8

S660はアクティのエンジンでは無く、初代のN-BOX等と共通のS07Aです

Answer 9

空冷と水冷の違いは、ただ冷却方法が違うだけじゃなく、エンジン内部も全く違うの。
空冷はピストンとシリンダー壁とのクリアランスを大きくとる必要があり、冷間時はどうしてもガスの吹き抜けが多くなってしまう。
だから排ガス対策上、今は空冷がほとんどないの。

それと日本国内の交通事情を考えれば、圧倒的に空冷は不利でしかない。

Answer 10

かつての本田宗一郎氏が同じようなことを言ってました。
水冷だって所詮は空気で冷やすんだろ、だったら水やラジエターがいらない空冷の方がいいんだ、と。

彼はそう言って、市販車（ホンダ１３００シリーズ）、さらにはＦ１マシン（ＲＡ３０２）まで作らせました。

ホンダ1300のエンジンはDDAC（Duo Dyna Air Cooling system）一体構造二重壁空冷方式、または一体式二重空冷エンジンと呼ばれ、水の代わりにエンジン内に空気を強制的に送り込むという珍妙なもので、重量も大して軽くならず、失敗に終わった。ＲＡ３０２もしかり。


バイクの世界では、ホンダでなくスズキが最後まで空冷というか油冷で２００８年まで頑張ってました。

結局、エンジン内から効率的に熱を逃がすには、伝熱特性の良い液体の方が効率がいいと言うことのようです。

Answer 11

＞四輪車で空冷エンジンというのはコスト的な問題で不可能なのですか。

べつに、空冷エンジンは作れますが、冷却対策が大変な割りにエンジンパワーが出せないから、あえて空冷を作るメリットが無いでしょう。水冷なら、冷却温度のコントロールがし易いし、冷却効率が高いしね。


＞それとも空冷では排ガス対策が技術的に不可能なのですか。

可能でしょ。


＞S660なんですがあれが空冷ならすごいパフォーマンスアップできると思うのですが。

にはならないですね。ミッドシップエンジンは、冷却が難しいし。
フロントエンジンやリアエンジンとは違います。


＞クーリングファンは必須ですがラジエーターも不要だしエンジンも軽量化できます。
エンジンパワーを落とさないといけないし、冷却装置が大型化しますけどね。
オートマでは、フルードの冷却が必要です。


＞暖房はヒートポンプでできるはずです。

ヒートポンプを動かせるだけのバッテリーと発電能力が必要です。